群馬県高崎市で買取させていただいた、marantz Model500をご紹介します。
マランツ(Marantz)は、1953年にソウル・バーナード・マランツがニューヨークで創業した音響機器ブランドです。彼の理念は「リスナーを原音にできるだけ近づけること」であり、その精神は現在のマランツ製品にも受け継がれています。
マランツは高品質なオーディオ機器で広く知られており、プリアンプやパワーアンプ、FMチューナーなど、多くの名機を世に送り出してきました。特に、1950年代後半に発売されたプリアンプ「model 7(7C)」やパワーアンプ「model 9」は、オーディオ愛好家の間で非常に有名です。
現在、マランツは日本のディーアンドエムホールディングスの傘下で事業を継続しており、最新技術と伝統を融合させた製品を提供し続けています。
ハイ・パワー機として、フルパワー時の高域の歪率をいかに押さえるか、ミニパワー時の歪をいかに無くすかを追求して開発されたステレオパワーアンプです。
保護回路は、何らかの異常動作が起こった場合に、ドライブ段で電流をストップしてパワートランジスタに過大電流が流れ込むのを防ぐ、2石構成のものを採用しています。
スピーカー保護回路には、3石構成の アンプでスピーカー端子に直流電圧が現れるとスピーカーターミナルとパワーアンプの出力をリレーで遮断するもので、これはミューティングも兼ねています。
リレーは全部で3個あり、1つは電源ON時のラッシュカレント防止用、残り2つはミューティング兼スピーカー端子の直流防止用に使用されています。
【スペック】
型式 | ステレオパワーアンプ |
出力 | 8Ω(定格出力時、両ch、20Hz~20kHz):500W(250W+250W)、Typically 600W |
全高調波歪率 | 0.05%以下(20Hz~20000Hz、両ch、定格出力時) |
混変調歪率 | 0.05%以下(定格出力時、両ch、SMPTE) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.1dB |
パワーバンドウィズ(IHF) | 5Hz~45000Hz(THD 0.1%) |
入力感度 | 2.25V for 250W into 8Ω load with Gain Controls fully clockwise. |
入力インピーダンス | 33kΩ with Gain Controls fully clockwise. |
ダンピング・ファクター | 400以上 |
Total Noise | better than 106dB below 250W Power(8Ω Load) |
<総合> | |
Voltage Conversion | Special tapped primary allows easy conversion to 110VAC or 220 VAC operation |
コントロール | Independent front panel Gain Controls and Power Level Selector Switch |
外形寸法 | 幅425x高さ171x奥行435mm |
重量 | 37.6kg |
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