宮城県美里町で買取させていただいた、Gibson J-45 をご紹介します。
Gibson(ギブソン)は、1894年に創設者オーヴィル・ヘンリー・ギブソンがアメリカのミシガン州でマンドリンの製作を始めたことから始まりました。その後、1902年に販売会社「The Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd.」を設立しました。
代表的なモデルにはレスポール、SG、ES-335などがあり、多くの著名なミュージシャンに愛用されています。ギブソンの楽器は、その高い品質と豊かな音色で広く評価され、音楽業界において重要な地位を占めています。Gibsonは、エレキギターの歴史を築く上で、Fenderと並ぶ重要なギターブランドです。

Gibson J-45は、1942年に登場して以来「ザ・ワークホース(働き者)」の愛称で親しまれ続けている、ギブソンを代表するラウンドショルダー・ドレッドノート型のアコースティックギターです。マホガニーバック&サイド、スプルーストップの組み合わせが生み出す温かみのある豊かな中低域と、しっかりとした音量感は、フォーク、ロック、ブルース、カントリーなど幅広いジャンルにマッチします。特にコードストロークでの響きはパワフルでありながら、繊細なフィンガーピッキングにも対応できる柔軟性を兼ね備えています。

トップにはシトカ・スプルース、バックとサイドにはマホガニー、ネックにもマホガニーを使用し、指板とブリッジにはローズウッドを採用。ナチュラルかつ奥行きのあるサウンドが特徴で、ビンテージモデルから現代のリイシューまで一貫して高い評価を受けています。特にヴィンテージJ-45は、アーティストやコレクターの間でも人気が高く、年式によって微妙に異なるキャラクターも魅力の一つです。

使用アーティストには、ボブ・ディラン、エルヴィス・プレスリー、ブルース・スプリングスティーン、ノエル・ギャラガー(Oasis)など、多くの著名ミュージシャンが名を連ねています。シンガーソングライターにとっては、歌を引き立てるバランスの良い伴奏用ギターとして理想的で、スタジオ録音からライブパフォーマンスまで幅広く活躍します。初心者からプロフェッショナルまで、音楽に真摯に向き合うすべてのプレイヤーにおすすめの一本です。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | Gibson J-45 |
タイプ | アコースティックギター(ラウンドショルダー) |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド・バック材 | マホガニー |
ネック材 | マホガニー |
指板材 | ローズウッド |
ブリッジ材 | ローズウッド |
スケール | 約628mm(24.75インチ) |
ナット幅 | 約43.8mm |
フィニッシュ | グロス・ニトロセルロースラッカー |
製造国 | アメリカ合衆国 |
特徴 | 豊かな中低域、歌との相性抜群 |
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