岩手県奥州市で買取させていただいた、YAMAHA YSS-61 2891をご紹介します。
YAMAHA(ヤマハ株式会社)は、静岡県浜松市に本社を置く、日本を代表する楽器メーカーです。1887年に創業し、ピアノやギター、管楽器など多種多様な楽器を製造しています。また、音響機器や半導体、自動車部品なども手がけています。
1969年にピアノの生産台数で世界一となり、現在でも販売額ベースで世界首位を維持しています。ヤマハは、ハーモニカやリコーダー、ピアニカなどの学校教材用楽器から、エレクトリックギター、ドラム、ヴァイオリン、チェロ、トランペット、サクソフォーンなど、100種類以上の楽器を生産する世界最大の総合楽器・音響メーカーです。

YAMAHA YSS-61は、ヤマハがかつて製造していたソプラノサックスで、ヴィンテージ楽器として現在も高い評価を受けています。1987年以前にヤマハのソプラノサックスの最高峰モデルとして君臨していたこの楽器は、後継機であるYSS-62の登場によりその座を譲ることになりましたが、独特の音色と演奏性の高さから、今なおジャズ奏者を中心に愛用されています。
YSS-61の最大の特徴は、その音色にあります。一般的なソプラノサックスの音色は温かみがあり、吹奏楽やオーケストラで好まれる傾向がありますが、YSS-61はそれとは異なり、シャープで切れのある音を持っています。この冷たさを感じさせる独特の響きが、ジャズやソロ演奏において際立つ個性を発揮し、多くのプレイヤーに支持される理由となっています。

管体には高品質なイエローブラスが使用され、耐久性と音の芯の強さを兼ね備えています。キーアクションも滑らかで、演奏時のレスポンスが良好です。特に高音域のクリアな響きと低音域の安定した鳴りが特徴で、幅広い音楽ジャンルに対応できる仕様となっています。YSS-61は、オーケストラや吹奏楽よりもジャズやソロ演奏に適しており、その個性的な音色が現代のジャズシーンでも評価されています。
現在では生産が終了しているため、中古市場での流通が主ですが、ヤマハの堅牢な造りゆえに長年愛用できる楽器として人気があります。特にオリジナルの状態が保たれた個体は希少価値が高く、ヴィンテージサックスとしての魅力も増しています。中古市場ではコンディションの良いものが高値で取引されることが多く、コレクターやプロ奏者の間で注目されています。
YSS-61は、ヤマハのソプラノサックス開発史において重要な役割を果たしたモデルであり、ヴィンテージ楽器としての価値を持ちながらも実用性の高いサックスです。その独特の音色と演奏性の高さは、今でも多くの奏者に愛され続けています。

【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
モデル | YAMAHA YSS-61 |
キー | Bb |
管体素材 | イエローブラス |
仕上げ | ラッカー仕上げ |
キー構造 | フロントFキー搭載 |
ネック | 一体型 |
音色 | シャープで切れのある響き |
対応ジャンル | ジャズ、ソロ演奏など |
製造年 | 1987年以前 |
生産終了 | 既に終了(中古市場で流通) |
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