静岡県島田市で買取させていただいた、Selmer MARK VII マーク 7 MARK 7 29万番台 をご紹介します。
Henri Selmer Paris(セルマー)は、1885年に設立された、フランスのパリに本社を置く楽器メーカーで、特にサクソフォンやクラリネットなどの管楽器で高く評価されています。
100年以上にわたり、フランスのマント・ラ・ヴィルにある工房で作られている楽器とマウスピースには、設計に携わった音楽家の期待と、それを形にする職人たちの情熱が込められています。全ての楽器は、工房を出発する前に、プロの音楽家であるアドバイザーによって1本1本テストされ、認定されています。

Selmer MARK VIIは、1970年代から1980年代にかけて製造されたフランス製アルトサックスの名機で、29万番台はその中でも特に評価の高い個体群です。MARK VIIは前モデルMARK VIの伝統を受け継ぎつつ、キーシステムや響きの設計を改良することで、演奏性と音質の両立を目指したモデルです。特に29万番台は、製造初期の特性が残る個体で、ややしなやかでありながら、芯のある力強い音を出すことができる点が特徴です。

音色は、フルで豊かな中低域と明瞭な高域のバランスが絶妙で、ジャズやポップス、クラシックまで幅広いジャンルに適応します。吹奏感は軽やかでレスポンスが速く、速いフレーズやトリルも滑らかに演奏可能です。29万番台特有の柔らかさと音の伸びは、ソロ演奏でもアンサンブルでも抜群の存在感を発揮し、表現力豊かなプレイを可能にします。

KEY調整やタンポの仕上げも非常に精密で、微妙な音程のコントロールやダイナミクス表現が容易です。プロのジャズ奏者やスタジオミュージシャンからの評価が高く、MARK VIIはMARK VIに比べて現代の奏者にも扱いやすく、吹奏感と音の明瞭さが向上しています。その耐久性と安定した音響特性により、長年にわたり愛用されるヴィンテージサックスのひとつとして知られています。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Selmer MARK VII 29万番台 |
| 製造国 | フランス |
| 製造年代 | 1970年代後半~1980年代初期 |
| 管体材質 | 黄銅(ラッカー仕上げ) |
| キー材質 | 黄銅/ニッケル合金 |
| 調子 | E♭(アルトサックス) |
| 特徴 | MARK VI譲りのレスポンスと音色バランス、演奏性向上、ソロ・アンサンブル向き |
| 音色特性 | 中低域豊かで芯のある音、高域明瞭、柔らかさと伸びが特徴 |
| タンポ/パッド | フェルト/革パッド |
| 推奨ジャンル | ジャズ、ポップス、クラシック |
| 重量 | 約2.5kg |
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