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茨城県つくばみらい市で買取させていただいた、YANAGISAWA A-500 をご紹介します。
Yanagisawa 柳澤管楽器株式会社（ヤナギサワ）は、日本のサックス専門メーカーで、世界的に高い評価を受けています。
本社は東京の板橋区にあり、1893年に初代・柳澤徳太郎によって創業されました。最初は軍楽隊の楽器修理から始まりましたが、戦後、楽器工場に転換し、1951年に柳澤孝信がサクソフォーンの製作を始めました。現在、ヤナギサワはヘンリー・セルマー・パリ、ヤマハと並ぶ世界三大サクソフォンメーカーの一つとされています。
ヤナギサワ A-500は、サックス界で高い評価を受けるヤナギサワブランドの中でも、特に初心者から中級者に向けて設計されたアルトサックスです。1980年代から1990年代初頭にかけて製造されていたモデルで、現在は生産終了となっていますが、その品質と音色の良さから中古市場でも根強い人気を誇ります。
A-500は、ヤナギサワらしい精密な作りと安定した吹奏感が特徴です。音程のバランスが良く、低音から高音までムラのない響きを持っているため、演奏者の表現力をしっかりと支えてくれます。特に、柔らかく温かみのある音色は、クラシックやジャズなど幅広いジャンルに対応できる魅力があります。
材質には高品質な真鍮が使用され、ラッカー仕上げによって美しい光沢と耐久性を両立。キィの配置も自然で、手の小さな奏者でも無理なく操作できる設計となっています。また、ヤナギサワ独自のメカニズムにより、キィアクションが滑らかで、素早いパッセージにも対応可能です。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ヤナギサワ A-500 |
| タイプ | アルトサックス |
| 調子 | E♭ |
| 材質 | 真鍮 |
| 仕上げ | ラッカー仕上げ |
| キィ構造 | フロントFキィ付き |
| 製造年 | 1980年代〜1990年代初頭 |
| 製造国 | 日本 |
| 対象レベル | 初心者〜中級者 |
| 現行モデルとの違い | 一部メカニズム・装飾が簡素化 |
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