茨城県行方市で買取させていただいた、 dynaco MARK VIをご紹介します。
Dynacoは、1955年にデビッド・ハフラーとエド・ローランによってアメリカペンシルバニア州フィラデルフィアで設立されました。1960年代から1970年代にかけて、手頃な価格で高品質のオーディオコンポーネントを幅広く提供することで、アメリカのHi-Fiオーディオシステムメーカーとして人気を集めました。
特にST-70真空管ステレオアンプがその代表作です。さらに、真空管およびソリッドステートアンプ、プリアンプ、ラジオチューナー、ブックシェルフスピーカーなども製造していました。
1980年にDynacoは清算されましたが、その商標は現在Radial Engineering Ltd.が所有しています。

ダイナコ MARK VIは、1970年代に登場した真空管式モノラルパワーアンプで、特にそのシンプルながらも優れた設計が特徴です。このアンプは、真空管ならではの温かみのある音質を提供し、オーディオ愛好家やプロフェッショナルの間で高い評価を受けています。

MARK VIは、8417型真空管を採用しており、パラレルプッシュプル構成によって最大120Wの実効出力を実現しています。この設計により、力強い低音域とクリアな高音域を両立させ、音楽のダイナミズムを忠実に再現します。また、ウルトラリニア接続を採用することで、低歪率と高出力を同時に達成しています。

MARK VIは、パワーメーターを搭載しており、出力とバイアス値をリアルタイムで監視することが可能です。また、堅牢な構造により、長期間にわたって安定した性能を提供します。このアンプは、大型スピーカーを余裕で駆動する能力を持ち、特に中低域の押し出し感や空気感を感じさせる音質が特徴です。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
型式 | 真空管式モノラルパワーアンプ |
出力管 | 8417型 |
実効出力 | 120W |
高調波歪率 | 1%以下(120W出力時) |
周波数特性 | 10Hz – 40kHz (+0, -1dB) |
入力感度 | 1.6V(120W出力時) |
入力インピーダンス | 50kΩ |
SN比 | 95dB以上 |
ダンピングファクター | 14(1kHz) |
外形寸法 | 幅483×高さ222×奥行267mm |
重量 | 25kg |
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