長崎県佐世保市で買取させていただいた、Marantz Model 8Bkをご紹介します。
Marantz(マランツ)は、1953年にソウル・バーナード・マランツがニューヨークで創業した音響機器ブランドです。彼の理念は「リスナーを原音にできるだけ近づけること」であり、その精神は現在のマランツ製品にも受け継がれています。
マランツは高品質なオーディオ機器で広く知られており、プリアンプやパワーアンプ、FMチューナーなど、多くの名機を世に送り出してきました。特に、1950年代後半に発売されたプリアンプ「model 7(7C)」やパワーアンプ「model 9」は、オーディオ愛好家の間で非常に有名です。
現在、マランツは日本のディーアンドエムホールディングスの傘下で事業を継続しており、最新技術と伝統を融合させた製品を提供し続けています。

マランツ Model 8Bk は、1950年代後半から1960年代にかけて製造された歴史的な真空管パワーアンプです。このモデルは、オーディオの歴史において重要な地位を占める製品であり、その特有の暖かみと透明感のある音質で知られています。特に、真空管ならではの滑らかで自然な音色を提供し、クラシック音楽やジャズといった音楽ジャンルの再生において非常に高い評価を得ています。

Model 8Bk は、その回路設計においてマランツ独自の技術を活用しており、6L6GC管によるシングルエンド型構成を採用しています。この設計は、シンプルながらも高い信号純度を実現し、ノイズの少ないクリーンな音質を保証します。また、トランスには高品質な部品が使用されており、安定した電力供給と優れたパフォーマンスを提供します。これにより、音楽のニュアンスやダイナミクスを忠実に再現する能力を発揮します。

デザイン面では、Model 8Bk はクラシックな魅力を備えています。その控えめで上品な外観は、真空管の黄金時代を思い起こさせ、オーディオシステムに美的価値を加えます。また、筐体の堅牢な作りと優れた耐久性により、長期間にわたって安定した性能を維持することができます。重量感のある設計は、外部振動やノイズを抑制し、音質の劣化を防ぐ役割も果たします。
このアンプは、現在もコレクターやオーディオ愛好家の間で高い人気を誇っています。中古市場では、その状態や付属品の有無によって価格が大きく異なるものの、希少性と品質を考慮すると非常に価値のある投資と言えるでしょう。Model 8Bk は、過去の名機でありながら、現代のオーディオシステムとの組み合わせでも素晴らしい性能を発揮するモデルです。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
使用真空管 | 6L6GC ×4、12AX7 ×2、12AU7 ×1 |
定格出力 | 30W + 30W (8Ω) |
再生周波数帯域 | 20 Hz – 20 kHz ±1 dB |
全高調波歪率(THD) | 0.1%以下(定格出力時) |
S/N比 | 80 dB |
入力端子 | RCA ×2 |
外形寸法 | 幅390mm×高さ170mm×奥行き300mm |
重量 | 約14kg |
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