静岡県浜松市で買取させていただいた、SANSUI AU-X1111MOS VINTAGEをご紹介します。
山水電気株式会社(SANSUI ELECTRIC CO., LTD.)は、1944年に創業しました。東京都に本社を置き音響機器の製造を手掛けていた企業です。
経営理念としては「高品質・高信頼性」をモットーにして、得意のトランスを基調にHi-Fiアンプの生産・販売を1954年(昭和29年)に開始しました。
90%以上を日本国外で販売して高級アンプのブランド“sansui”として知られています。その後、オーディオブームの衰退やデジタル化の波などにより経営が悪化し、2014年7月9日に破産しました。
AU-X1からはじまったXシリーズの最後を飾ったアンプです。
アースを基準として動作するアンプは、アンプ出力とアース間でスピーカーをドライブするため、アースからのノイズや歪の影響を受けやすく、それが音質劣化をさせていました。
この問題を解決するために、アースを基準としないバランス回路を採用。この回路では、スピーカーの−側も+側と同じ条件で両方向からドライブするダブル・プッシュプルとなるため、ノイズや歪といった不要高周波成分がキャンセルされ、低歪率で優れた音像を実現しています。
セパレートパワーアンプの思想を受け継いだツイン・モノラル・コンストラクションを採用。大型電源トランスを中心とする電源部を中央に置き、ヒートシンカーにマウントされたパワーアンプ部を左右対称に分離して配置しています。これにより、L/Rユニット間のクロストークや電源系の振動と音楽信号の干渉においても、効果的な改善が行われます。
さらに、マスターボリュームおよび左右それぞれのボリュームも完全に独立構造としています。
【スペック】
型式 | マスターインテグレーテッドアンプ |
<パワーアンプ部> | |
実効出力(10Hz~20kHz、両ch動作) | 150W+150W(6Ω) 110W+110W(8Ω) |
ダイナミックパワー | 320W+320W(2Ω) 240W+240W(4Ω) 190W+190W(6Ω) |
全高調波歪率(10Hz~20kHz、実効出力時) | 0.008%(8Ω) |
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1、SMPTE) | 0.008%(8Ω) |
ダンピングファクター | 200(8Ω) |
周波数特性(1W) | DC~300kHz(+0dB、-3dB) |
入力感度/入力インピーダンス(1kHz) | 1V(5kΩ) |
SN比(Aネットワーク) | 115dB以上 |
エンベロープ歪 | 測定限界値以下 |
TIM歪(SAWTOOTH) | 測定限界値以下 |
スルーレイト | ±150V/μsec(8Ω) |
ライズタイム | 0.5μsec |
ヘッドホン出力 | 400mW(33Ω) |
負荷インピーダンス | 4~16Ω |
<プリアンプ部> | |
入力感度/入力インピーダンス(1kHz) | Phono MM:2.0mV/47kΩ Tuner、CD、Tape Play 1、2、3、Line1、2:150mV/47kΩ |
最大許容入力 | Phono MM:200mV(1kHz) |
出力電圧(1kHz) | Tape Rec(PIN):150mV/47kΩ |
出力インピーダンス(1kHz) | Tape Rec(PIN):600Ω以上 |
SN比(Aネットワーク) | Phono MM:88dB以上 Tuner、CD、Tape Play1、2、3、Line1、2:110dB以上 |
サブソニック・フィルター | 16Hz(-3dB、6dB/oct) |
プレゼンス(Volume -40dB) | +2dB(200Hz) |
オーディオ・ミューティング | -20dB |
<その他> | |
定格消費電力(電気用品取締法) | 350W |
外形寸法 | 幅470x高さ178x奥行486mm |
重量 | 35.1kg |
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