北海道室蘭市で買取させていただいた、OTARI オタリ BTR-10J-2SJをご紹介します。
オタリ株式会社(Otari, Inc.)は、日本の音響機器メーカーとして1965年4月に設立されました。創業以来、磁気テープを活用した音響機器の開発を行い、業務用オーディオ機器の分野で高い評価を得ています。
同社は、特に業務用テープレコーダーやミキシングコンソールの製造で知られ、放送局やスタジオ向けの製品を数多く提供してきました。中でも、オープンリール式の「MX5050」シリーズや、マルチトラックレコーダー「MTR-90」シリーズは広く使用されています。さらに、近年では光伝送システム「Lightwinder」シリーズを開発し、放送・中継の分野における技術革新に取り組んでいます。オタリは長年にわたり、プロフェッショナル向けの音響機器を支え続けている企業です。

OTARI BTR-10J-2SJは、放送局やプロフェッショナルスタジオ向けに設計された業務用オープンリールテープレコーダーで、同社の名機MTR-10シリーズをベースに開発された高性能モデルです。

ハーフトラック・ステレオ録音/再生に対応し、精密なアルミキャスト製デッキプレートやPLL DCサーボによるダイレクトキャプスタンドライブなど、信頼性と耐久性を兼ね備えた構造が特徴です。テープ速度は19cm/s、38cm/s、76cm/sの3段階に対応し、±20%のピッチコントロール機能も搭載。

モニタースピーカーを内蔵し、ライン出力とモニター出力を独立制御できる設計も魅力。操作性に優れたマイクロプロセッサ制御のトランスポートモードやリール制御、ゼロリターン機能、デジタルテープカウンターなど、現場のニーズに応える細やかな配慮が随所に見られます。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
トラック構成 | ハーフトラック・ステレオ録音/再生 |
テープ幅 | 1/4インチ(6.3mm) |
テープ速度 | 19cm/s、38cm/s、76cm/s(7.5、15、30ips) |
ピッチコントロール | ±20%(インチ/秒表示と%表示切替可能) |
ヘッド構成 | 録音:パーマロイ(2.75mm)、再生:パーマロイ(2.1mm)、消去:フェライト |
モーター | キャプスタン:DCサーボ直結、リール:ブラシ付きDCモーター |
ワウ・フラッター | ±0.06%(15ips時) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz(±2dB、38cm/s時) |
S/N比 | 最大59dB(NAB-J) |
歪率 | 最大0.5%(1kHz、15ips) |
イコライゼーション | NAB-J/NAB(切替可能) |
入出力端子 | XLRバランス(+4dBu/-20dBu切替可能) |
外形寸法(mm) | 幅634 × 奥行730〜759 × 高さ1015〜1040 |
重量 | 約90kg |
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