北海道滝川市で買取させていただいた、AKAI GXC-570D をご紹介します。
AKAI(赤井電機)は、1946年に赤井三郎によって創業されました。1954年には、日本企業として初めてテープレコーダーの開発に成功し、その後、オープンリールデッキやアナログカセットデッキ、VHSビデオテープデッキなどを手掛ける総合AV機器メーカーとして成長を遂げました。特にアナログカセットデッキ分野では、世界で初めてオートリバース機能を採用し、他社製品にも大きな影響を与えました。
しかし、1980年代にデジタルオーディオへの対応が遅れたことから業績が悪化。1994年に香港のセミ・テック・グループの傘下となりましたが、2000年に民事再生法の適用を申請し、経営破綻に至りました。
現在では、AKAIのブランドは音楽制作ハードウェアおよびソフトウェアを提供する「AKAI Professional」として存続しており、MPCドラムマシンやMPK Mini MIDIコントローラーなど、クリエイターに人気の製品を展開しています。

アカイ GXC-570Dは、1970年代に登場した高性能なカセットデッキで、当時のオーディオ技術の粋を集めた製品です。このモデルは、アカイ独自のGX(ガラス&フェライト)ヘッドを採用しており、耐久性と高音質を両立しています。3ヘッド構成により、録音と再生を同時にモニタリングできるため、プロフェッショナルな録音環境にも対応可能です。また、デュアルキャプスタン方式を採用しており、テープの走行を安定させ、音質の劣化を最小限に抑えています。

さらに、ドルビーBタイプのノイズリダクション機能を搭載しており、カセットテープ特有のヒスノイズを効果的に低減します。ピッチコントロール機能も備えており、再生速度を微調整することで、音楽のニュアンスを細かく調整することが可能です。操作性にも優れており、タッチセンサー式の「SENSI-TOUCHボタン」を採用し、軽いタッチで操作が行えます。また、上部のアクリルカバーは専用モーターで自動開閉する仕組みになっており、使い勝手とデザイン性を兼ね備えています。

このカセットデッキは、クラシックやジャズなどの繊細な音楽ジャンルを楽しむ方に特におすすめです。高い信頼性と耐久性を持つGXC-570Dは、長期間にわたって安定した音質を提供します。ヴィンテージオーディオとしても人気が高く、現在でも多くのオーディオ愛好家に支持されています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
ヘッド構成 | 3ヘッド(録音、再生、消去) |
モーター | 3モーターシステム |
再生周波数特性 | 30Hz~19kHz(FeCrテープ使用時) |
S/N比 | 62dB(ドルビーB使用時) |
ワウ・フラッター | 0.06% |
入力端子 | ライン入力70mV、マイク入力0.3mV |
出力端子 | ライン出力0.775V |
サイズ | 幅440mm×高さ255mm×奥行225mm |
重量 | 13.5kg |
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