福島県郡山市で買取させていただいた、PIONEER CT-A9をご紹介します。
パイオニア株式会社(Pioneer Corporation)は、日本の電機メーカーで、特にカーナビゲーションシステムやカーオーディオの分野で有名です。1947年に設立され、本社は東京都文京区にあります。
パイオニアのオーディオの歴史は、1937年に創業者の松本望が国内初のHi-Fiダイナミックスピーカー「A-8」を開発したことに始まります。その後、パイオニアはセパレートステレオ、レーザーディスクプレーヤー、プラズマテレビなど、革新的なホームAV製品を次々と市場に投入してきました。
1987年には、初めてドルビーサラウンドを搭載したAVレシーバーを発売し、オーディオとホームシアターの分野で独自の技術を発展させてきました。これにより、世界中の音楽や映画ファンに高品質な製品を提供し続けています。

PIONEER CT-A9は、1983年から1985年にかけて製造された高級カセットデッキで、音質と技術の両面で優れた性能を誇るモデルです。このデッキは、PIONEERの「Reference Master Mechanism」を採用しており、クローズドループデュアルキャプスタン機構と特殊なキャプスタンエッジ仕上げにより、テープの滑りを防ぎ、安定した走行を実現しています。この設計は、録音と再生の精度を高め、音質の向上に寄与しています。

CT-A9は、3ヘッド方式を採用しており、録音、再生、消去の各ヘッドが独立して配置されています。この構成により、録音と再生の品質が最適化され、リアルタイムでの録音モニタリングが可能です。また、ドルビーBおよびCノイズリダクションを搭載しており、録音時や再生時のノイズを効果的に低減します。さらに、周波数特性は20Hzから23kHz(メタルテープ使用時)と広く、音楽の細部まで忠実に再現します。

このモデルは、信号対雑音比が76dB(ドルビーC使用時)と高く、クリアでダイナミックな音質を提供します。さらに、ワウ・フラッターは0.018%と非常に低く、安定した再生を実現しています。デザイン面では、シルバーの筐体が高級感を演出しており、操作性にも優れています。また、消費電力は54Wで、サイズはコンパクトながらも堅牢な作りとなっています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
製造元 | PIONEER |
型番 | CT-A9 |
生産期間 | 1983年~1985年 |
ノイズリダクション | Dolby B、Dolby C |
キャプスタン機構 | クローズドループデュアルキャプスタン |
ヘッド構成 | 3ヘッド方式 |
周波数特性 | 20Hz~23kHz(メタルテープ使用時) |
信号対雑音比 | 76dB(ドルビーC使用時) |
ワウ・フラッター | 0.018% |
消費電力 | 54W |
サイズ | 幅420mm x 高さ130mm x 奥行374mm |
重量 | 10kg |
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