静岡県沼津市で買取させていただいた、Gibson J-45 1960’s ADJをご紹介します。
Gibson(ギブソン)は、1894年に創設者オーヴィル・ヘンリー・ギブソンがアメリカのミシガン州でマンドリンの製作を始めたことから始まりました。その後、1902年に販売会社「The Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd.」を設立しました。
代表的なモデルにはレスポール、SG、ES-335などがあり、多くの著名なミュージシャンに愛用されています。ギブソンの楽器は、その高い品質と豊かな音色で広く評価され、音楽業界において重要な地位を占めています。Gibsonは、エレキギターの歴史を築く上で、Fenderと並ぶ重要なギターブランドです。

1960年代のギブソン J-45 ADJは、アメリカン・フォークやロックの黄金期を彩った名機のひとつであり、ギブソンを代表するラウンドショルダー・ドレッドノートとして高い評価を受けています。ADJ(アジャスタブル)ブリッジ仕様のJ-45は1956年頃から1970年代初頭まで断続的に製造されており、1960年代にも広く流通していました。その独特の構造と実用性の高さから、多くのギタリストに愛されました。

このモデルの最大の特徴は、アジャスタブル・サドルを採用したブリッジ構造です。通常の固定式サドルとは異なり、サドルの高さを簡単に調整できるため、プレイヤーの好みに応じてアクション(弦高)を変更することが可能です。これにより、演奏スタイルや弦のテンションに合わせた柔軟なセッティングができる点が魅力です。サドル部分にはアルミなどの金属が使われており、一般的な木製サドルに比べてややブライトなトーンが特徴です。

このギターを使用していた著名なアーティストとしては、ボブ・ディランやドノヴァンなど、1960年代のフォーク・シーンを牽引したミュージシャンが挙げられます。彼らがJ-45の中でもADJ仕様を使用していたことが確実かどうかには議論もありますが、歌とギターの一体感を重視するシンガーソングライターにとって、J-45は理想的な伴奏楽器であったことは間違いありません。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | Gibson J-45 ADJ |
製造年代 | 1956年頃〜1970年代初頭(特に1960年代中期) |
トップ材 | シトカ・スプルース |
サイド/バック材 | マホガニー |
ネック材 | マホガニー |
指板材 | ローズウッド |
ブリッジ | アジャスタブル・サドル付きローズウッド |
ボディ形状 | ラウンドショルダー・ドレッドノート |
スケール | 約24.75インチ(628.65mm) |
ナット幅 | 約43mm |
フィニッシュ | サンバースト(時期により濃淡の違いあり) |
ピックガード | ティアドロップ型(べっ甲柄) |
ニーゴ・リユースはGibsonの楽器を強化買取中です。
壊れていても、どんなに古くても、商品1点から直営店のスタッフが無料出張査定でお伺いし、丁寧に査定いたします。
もちろん査定額に納得が出来ない場合は断っても費用などは一切かかりませんのでご安心ください!
思い出のつまった楽器は、ニーゴ・リユースにお気軽にご相談ください。
どんなに古くても、壊れていても商品1点から直営店のスタッフが静岡県・山梨県・神奈川県のどこへでもお伺いしますので、オーディオ楽器カメラの事はお気軽にご相談ください。