福島県福島市で買取させていただいた、Gibson J-45 ADJ BRIDGE 98611 1950~60年代をご紹介します。
Gibson(ギブソン)は、1894年に創設者オーヴィル・ヘンリー・ギブソンがアメリカのミシガン州でマンドリンの製作を始めたことから始まりました。その後、1902年に販売会社「The Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd.」を設立しました。
代表的なモデルにはレスポール、SG、ES-335などがあり、多くの著名なミュージシャンに愛用されています。ギブソンの楽器は、その高い品質と豊かな音色で広く評価され、音楽業界において重要な地位を占めています。Gibsonは、エレキギターの歴史を築く上で、Fenderと並ぶ重要なギターブランドです。

Gibson J-45 ADJ BRIDGEは、1950年代から1960年代にかけて製造されたギブソンの代表的なアコースティックギターで、通称“ワークホース”と呼ばれるほど信頼性と汎用性に優れたモデルです。1942年に誕生したJ-45は、ラウンドショルダーのジャンボボディとサンバーストカラーを特徴とし、シンプルながら力強いサウンドで多くのプレイヤーを魅了してきました。1956年頃からはアジャスタブル・ブリッジ(ADJ BRIDGE)が採用され、サドルの高さを容易に調整できるようになり、演奏スタイルや弦高の好みに合わせた柔軟なセッティングが可能となりました。

材質はトップにシトカ・スプルース、バックとサイドにマホガニーを使用し、温かみのある中域と豊かな低音を生み出します。ネックもマホガニー製で、指板にはローズウッドが採用され、柔らかく自然な響きを持つのが特徴です。1950年代後半から1960年代にかけては、ピックガードの大型化やチェリーサンバーストカラーの導入、ナローネック仕様などの変更が加えられ、時代ごとの音楽シーンに対応していきました。

J-45は数え切れないほど多くのアーティストに愛用されてきたギターで、ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ブルース・スプリングスティーンなど、フォークやロックの巨匠たちが使用したことでも知られています。そのため、特定のジャンルに限らず、弾き語りのシンガーソングライターからバンドのギタリストまで幅広いプレイヤーに適したモデルです。もし特定の有名アーティストを挙げなくても、J-45 ADJ BRIDGEは温かみのある音色と調整可能なブリッジ構造により、弾き語りや伴奏を重視するプレイヤーに最適といえるでしょう。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製造年代 | 1950年代~1960年代 |
| ボディ形状 | ラウンドショルダー・ジャンボ |
| トップ材 | ソリッド・シトカ・スプルース |
| バック&サイド材 | ソリッド・マホガニー |
| ネック材 | マホガニー |
| 指板材 | ローズウッド |
| ブリッジ | アジャスタブル・ブリッジ(セラミック/プラスチックサドル) |
| カラー | サンバースト(1950年代はブラウン、1960年代はチェリー) |
| スケール長 | 約24 3/4インチ |
| フレット数 | 20 |
| 特徴 | 温かみのある中域、豊かな低音、調整可能なブリッジ構造 |
| 使用アーティスト | ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ブルース・スプリングスティーンなど |
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