群馬県邑楽町で買取させていただいた、UESUGI UTY-12をご紹介します。
UESUGI(上杉研究所)は、日本の真空管アンプメーカーであり、1971年に上杉佳郎氏によって設立されました。
上杉佳郎氏はオーディオや音楽誌に執筆し、オーディオ評論家としての道を歩んでいましたが、アンプメーカーへの夢を捨てきれず、設立後、多くの真空管オーディオアンプを市場に送り出しました。上杉研究所のアンプは、優れた真空管、洗練された回路設計、美しいワイヤリングによって、高品質な音質再生を実現しています。

ウエスギ UTY-12は、上杉研究所が手掛けた真空管プリアンプであり、限定生産された希少なモデルです。この製品は、同社のロングランモデル「U-BROS-18」を基に設計されており、真空管ならではの温かみのある音質と、繊細で豊かな表現力を提供します。UTY-12は、音楽の細部まで忠実に再現することを目的としており、アナログ音楽愛好家にとって理想的な選択肢となっています。

UTY-12は、ECC83(12AX7)真空管を採用した2段式NFアンプを搭載しており、音楽の透明感と奥行きを際立たせる設計が施されています。この真空管は、松下電器との共同開発によるもので、厳選された高品質なものが使用されています。また、トータルのNFB(負帰還)量を抑えるため、前後の増幅部にマイナーループのNFBを適用し、音質のムラやクセを軽減しています。これにより、自然でクリアなサウンドを実現しています。

さらに、UTY-12は、バランス入力端子を2系統装備しており、トランス式の設計が採用されています。この設計により、ノイズを抑えながら高い互換性を確保しています。また、テープモニタースイッチにはシグナルオフ機構が設置されており、音質の変化を防ぐ工夫が施されています。電源部にはリップルフィルターが搭載されており、ノイズの影響を最小限に抑えています。
UTY-12は、限定生産された希少なモデルであり、その卓越した音質と洗練された設計は、現在でも多くのオーディオ愛好家に支持されています。この製品は、真空管アンプの魅力を最大限に引き出すために設計されており、音楽鑑賞を新たな次元へと導く力を持っています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
使用真空管 | ECC83(12AX7)×2 |
入力端子 | バランス入力×2、アンバランス入力×4 |
出力端子 | 1系統 |
最大出力電圧 | 25V |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
寸法 | W435 × H146 × D360mm |
重量 | 約14kg |
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