広島県三原市で買取させていただいた、Selmer MARK VI 19万番台をご紹介します。
Henri Selmer Paris(セルマー)は、1885年に設立された、フランスのパリに本社を置く楽器メーカーで、特にサクソフォンやクラリネットなどの管楽器で高く評価されています。
100年以上にわたり、フランスのマント・ラ・ヴィルにある工房で作られている楽器とマウスピースには、設計に携わった音楽家の期待と、それを形にする職人たちの情熱が込められています。全ての楽器は、工房を出発する前に、プロの音楽家であるアドバイザーによって1本1本テストされ、認定されています。

セルマーのテナーサックス「MARK VI」19万番台は、サックス奏者たちの間で“黄金期の楽器”とも称される希少なモデルです。1960年代後半に製造されたこの番台は、セルマー社の技術と音響哲学が頂点に達した時期のものであり、その完成度の高さは今日でも語り継がれています。特に19万番台は、音の芯の強さと豊かな倍音、そして操作性のバランスが絶妙で、ジャズシーンを中心に絶大な人気を誇ります。

音色は柔らかさの中にも芯があり、遠鳴りがする力強さを持ち合わせています。息の入り方も非常に滑らかで、レスポンスが良いため、プレイヤーのニュアンスがそのまま音になって表れる感覚を得られます。そのため、演奏者との一体感を感じやすく、表現力の幅も広がります。

また、造りも非常に丁寧で、彫刻の美しさやネックの形状など細部に至るまで職人のこだわりが感じられます。ヴィンテージとしての価値も高く、コレクターやプロ奏者から高い評価を受けています。現在では極めて入手困難なモデルのひとつですが、良好な状態の個体に出会えれば、それはまさに“運命の一本”と言えるでしょう。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | Selmer MARK VI |
タイプ | テナーサクソフォン(B♭) |
材質 | イエローブラス |
仕上げ | ラッカー/シルバープレート/ゴールドプレート |
キー配列 | フロントF付き、バランスド・アクション |
彫刻 | ベル部に手彫り彫刻 |
対応ジャンル | ジャズ、クラシック、ブルース、ファンク、フュージョンなど |
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