福岡県福岡市で買取させていただいた、Selmer MARK VI 14万番台 マーク6 1967年をご紹介します。
Henri Selmer Paris(セルマー)は、1885年に設立された、フランスのパリに本社を置く楽器メーカーで、特にサクソフォンやクラリネットなどの管楽器で高く評価されています。
100年以上にわたり、フランスのマント・ラ・ヴィルにある工房で作られている楽器とマウスピースには、設計に携わった音楽家の期待と、それを形にする職人たちの情熱が込められています。全ての楽器は、工房を出発する前に、プロの音楽家であるアドバイザーによって1本1本テストされ、認定されています。

セルマー Mark VI(マーク6)は、1954年から製造された世界的に評価の高いサクソフォンであり、その中でも14万番台(製造番号140000〜149999)は約1966〜1967年の製造にあたります。この年代は、セルマーの製造技術が円熟を迎え、楽器としての完成度が極めて高い時期とされており、多くのプロ奏者から“最高の鳴り”と称されているシリーズです。

このアルトサックスは、温かくしっとりとした音色と、芯のある輪郭を持った豊かな倍音が特徴です。ジャズにおいてはソロ演奏時の表現力、クラシックでは繊細なニュアンスの再現性、吹奏楽では安定した音程と響きの深さが求められる場面で特に威力を発揮します。また、キーアクションに関しても滑らかで軽快、速いパッセージにも正確に応えられる設計となっており、演奏者のフィーリングと一体化する感覚が魅力です。

外観面では、高品質なゴールドラッカーによる美しい艶感と、年月を重ねて深みを増した風合いが、楽器に独特の存在感を与えます。ベル部分には職人による手彫りの花柄彫刻が施され、一本一本に個性が宿る芸術品としての側面も備えています。14万番台のMark VIは、製造年代と音響性能のバランスが絶妙であり、今なお世界中の奏者に愛され続けているヴィンテージサクソフォンの傑作です。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
モデル名 | Mark VI(製造番号14万番台) |
製造年 | 約1967年製 |
タイプ | アルトサクソフォン(E♭) |
材質 | 高品質イエローブラス(真鍮) |
仕上げ | ゴールドラッカー仕上げ(経年変化による深みと艶) |
キーシステム | セルマー伝統設計、フロントFキー付き、スムーズな操作性 |
音色 | 柔らかく豊かな響き、倍音に富んだ芯のあるトーン |
彫刻 | ベル部に手彫りの花柄装飾(個体ごとの意匠) |
対応ジャンル | ジャズ、クラシック、ポップス、吹奏楽、現代音楽など |
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