北海道札幌市で買取させていただいた、YANAGISAWA B-991をご紹介します。
Yanagisawa 柳澤管楽器株式会社(ヤナギサワ)は、日本のサックス専門メーカーで、世界的に高い評価を受けています。
本社は東京の板橋区にあり、1893年に初代・柳澤徳太郎によって創業されました。最初は軍楽隊の楽器修理から始まりましたが、戦後、楽器工場に転換し、1951年に柳澤孝信がサクソフォーンの製作を始めました。現在、ヤナギサワはヘンリー・セルマー・パリ、ヤマハと並ぶ世界三大サクソフォンメーカーの一つとされています。

ヤナギサワ「B-991」は、プロフェッショナル向けのバリトンサックスとして高い評価を受けているモデルで、2000年代から2010年代にかけて製造されました。ヤナギサワの「900シリーズ」の中でも、バリトンモデルとしての完成度が非常に高く、吹奏楽、ジャズ、クラシックなど幅広いジャンルで活躍する一本です。

管体には高品質なブロンズ(銅含有率の高い合金)が使用されており、これにより深みのある豊かな音色と、柔らかく温かみのある響きを実現しています。特に低音域の安定感と存在感は圧倒的で、アンサンブルの中でもしっかりとした土台を支える力を持っています。ラッカー仕上げによる美しい外観も魅力で、所有感を満たしてくれるデザインです。
キーアクションは非常に滑らかで、ヤナギサワならではの精密なメカニズムが指の動きに自然に追従します。高音域までの音程の安定性も高く、レスポンスも良好。ネックは一体型で、管体全体の剛性と振動伝達のバランスが取れており、吹奏感のコントロールもしやすい設計となっています。

B-991は、現行モデル「B-WO2」の前身にあたり、同様にブロンズ管体を採用したモデルとして、今でも多くの奏者に支持されています。中古市場でも人気が高く、状態の良い個体は高値で取引されることもあります。プロフェッショナルのメイン楽器としても十分な性能を持ち、ヤナギサワの技術力と音響設計の粋を感じられる、完成度の高いバリトンサックスです。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | YANAGISAWA バリトンサックス B-991 |
| 調子 | E♭(エー・フラット) |
| 管体素材 | ブロンズ(銅含有率の高い合金) |
| 仕上げ | ラッカー仕上げ |
| キー構成 | フロントFキー付き |
| ネック | 一体型 |
| 製造年 | 2000年代〜2010年代 |
| 製造国 | 日本 |
| 対象レベル | 上級者〜プロフェッショナル |
| 付属品 | ケース、マウスピース、リガチャー、キャップ |
ニーゴ・リユースはYANAGISAWAの楽器を強化買取中です。
壊れていても、どんなに古くても、商品1点から直営店のスタッフが無料出張査定でお伺いし、丁寧に査定いたします。
もちろん査定額に納得が出来ない場合は断っても費用などは一切かかりませんのでご安心ください!
思い出のつまった楽器は、ニーゴ・リユースにお気軽にご相談ください。










どんなに古くても、壊れていても商品1点から直営店のスタッフが北海道どこへでもお伺いしますので、オーディオ楽器カメラの事はお気軽にご相談ください。