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山梨県甲府市で買取させていただいた、JBL LE15Aをご紹介します。
JBL（ジェービーエル）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ノースリッジでジェームス・B・ランシングにより1946年にて設立された音響機器製造会社です。
1969年にジャービス・コーポレーション（現ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ）に買収され、その後、韓国のサムスン電子がハーマン・インターナショナル・インダストリーズを買収したことで、その傘下に入りました。
JBL LE15Aは、1960年代に登場した15インチ（38cm）径のウーファーユニットで、JBLのヴィンテージスピーカーの中でも特に評価の高いモデルです。このユニットは、家庭用およびプロフェッショナルなオーディオシステムにおいて、深みのある低音と優れた音響再現性を提供することを目的に設計されました。LE15Aは、JBLのSFG（Symmetrical Field Geometry）技術を採用しており、歪みを最小限に抑えつつ、滑らかで力強い低音を実現します。
LE15Aの特徴として、アルニコV磁石を使用した磁気回路が挙げられます。この磁気回路は、ボイスコイルの冷却性能を向上させるとともに、長時間の使用でも安定した音響性能を維持します。また、コーン紙には高剛性の素材が使用されており、適切なダンピング特性を持つことで、低音域の正確な再現を可能にしています。さらに、LE15Aは、600Hz以下の周波数帯域での使用が推奨されており、特に大型エンクロージャーとの組み合わせでその性能を最大限に発揮します。
このユニットは、JBLのParagonやHartsfieldなどのクラシックなスピーカーシステムに採用されており、その音響性能と耐久性で多くのオーディオファンに支持されています。LE15Aは、クラシック音楽やジャズ、映画のサウンドトラックなど、幅広いジャンルでその性能を発揮し、リスナーに豊かな音響体験を提供します。
【スペック】
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 型式 | 15インチ（38cm）ウーファーユニット |
| 使用可能周波数帯域 | 600Hz以下 |
| 感度 | 94dB（1W/1m） |
| インピーダンス | 8Ω |
| 磁気回路 | アルニコV磁石 |
| 最低共振周波数（fo） | 約20Hz |
| サイズ（直径×奥行） | 389mm×148mm |
| 重量 | 約11.7kg |
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