長野県千曲市で買取させていただいた、MICRO DDX-1000/MD-1000 をご紹介します。
MICRO(マイクロ精機)マイクロせいきは、1961年に小宮康策氏によって設立された日本のオーディオ機器メーカーです。当初は時計や計測機器の部品を製造していましたが、1968年からはレコードプレーヤーと関連製品に特化し、高品質なオーディオ機器を製造・販売していました。
マイクロ精機は、その精密機械技術と高品質な製品で、オーディオマニアやプロミュージシャンからも支持されていました。しかし、1980年代後半から1990年代にかけてコンパクトディスクの普及により業績が低迷し、2015年にはみなし解散の登記がされました。

DDX-1000は、1976年に発売されたダイレクトドライブ方式のターンテーブルで、同社が得意とする精密加工技術を生かし、高い回転精度と静粛性を実現しています。駆動にはFGサーボDCモーターを採用し、ターンテーブル部は直径31cm、重量2kgのアルミ合金製。慣性モーメントは330kg・cm²にも達し、優れた回転安定性によって微細な音のニュアンスを忠実に再現します。

本体は、3点支持構造のアルミ合金フレームを採用しており、不要な共振や振動を効果的に排除。さらに最大3本までトーンアームを装着可能なアームベース構造を備え、ユーザーはSMEやFR、SAECなど、好みのアームブランドに合わせた専用ベース(別売)を組み合わせることで、自身の音の理想に近づける柔軟なセッティングが可能です。回転数は33 1/3および45rpmに対応し、±6%の範囲でスライダーによるピッチ微調整も可能。前面にはストロボライトを備え、視覚的にも回転状態を確認できます。

一方のMD-1000は、1981年頃に登場したDDX-1000のバリエーションモデルで、脚部を持たず、専用キャビネットと組み合わせることを前提とした「組み込み型ターンテーブル」です。基本的なドライブメカニズムやターンテーブル部はDDX-1000と同一ですが、筐体構造が異なるため、設置自由度と振動対策においてさらなる拡張性を持ちます。特にラックマウントや大型の防振ベースと組み合わせて運用する場合に、MD-1000は真価を発揮します。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
発売年 | DDX-1000:1976年/MD-1000:1981年頃 |
駆動方式 | ダイレクトドライブ(FGサーボDCモーター) |
回転数 | 33 1/3、45 rpm(±6%ピッチコントロール対応) |
ターンテーブル | アルミ合金製、直径31cm、重量2kg、慣性モーメント330kg・cm² |
SN比 | 62dB以上(JIS) |
起動トルク | 1200g・cm |
消費電力 | 約5W |
外形寸法 | 約444×125×444mm(DDX-1000本体) |
重量 | 約10kg(DDX-1000本体) |
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