北海道苫小牧市で買取させていただいた、Selmer Mark VII 75年製をご紹介します。
Henri Selmer Paris(セルマー)は、1885年に設立された、フランスのパリに本社を置く楽器メーカーで、特にサクソフォンやクラリネットなどの管楽器で高く評価されています。
100年以上にわたり、フランスのマント・ラ・ヴィルにある工房で作られている楽器とマウスピースには、設計に携わった音楽家の期待と、それを形にする職人たちの情熱が込められています。全ての楽器は、工房を出発する前に、プロの音楽家であるアドバイザーによって1本1本テストされ、認定されています。

セルマー Mark VIIは、ヴィンテージサクソフォンの中でも特に注目を集めるモデルのひとつです。1975年に製造されたこのテナーサックスは、Selmer社がMark VIに続いて発表した後継機でありながらも、その独自性と試みから今なお根強いファンを持ちます。

Mark VIIは、よりモダンなキーアクションと音響設計を採用しており、奏者のテクニックに応じた安定性とレスポンスを提供します。特にテナー特有の豊かな低音と力強い高音域が魅力で、ロック、ジャズ、ファンクといったジャンルで存在感を放ちます。さらに、この年代特有のゴールドラッカーの仕上げは、時間の経過とともに深みを増し、美しいヴィンテージの趣きを醸し出します。音色は、セルマーならではの温かみと艶を兼ね備えており、しっかりした芯のあるサウンドが特徴です。

多くの奏者が、このサックスの力強さと繊細さを活かし、自らの表現を最大限に引き出しています。彫刻に関しても、ベル部にはフランス伝統の美しい花柄モチーフが施され、芸術性と歴史の重みを感じさせる逸品です。今や入手困難となったこのモデルは、コレクターや熟練奏者にとっては憧れの存在であり、その音色と外観の両面から深い魅力を放ち続けています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
モデル名 | Mark VII |
タイプ | テナーサクソフォン(B♭) |
材質 | 高品質イエローブラス(真鍮) |
仕上げ | ゴールドラッカー仕上げ(経年により深みのあるヴィンテージ感) |
キーシステム | セルマー独自設計、改良されたキー配置、高速演奏に適応 |
音色 | 温かく豊かで、輪郭のある音質。力強い低音と鮮明な高音。 |
彫刻 | ベル部にフランス様式の花柄彫刻 |
対応ジャンル | ジャズ、ロック、ファンク、ポップス、ラテンなど |
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