長野県上田市で買取させていただいた、Selmer MARKVII MARK7 マーク7 29万番台をご紹介します。
Henri Selmer Paris(セルマー)は、1885年に設立された、フランスのパリに本社を置く楽器メーカーで、特にサクソフォンやクラリネットなどの管楽器で高く評価されています。
100年以上にわたり、フランスのマント・ラ・ヴィルにある工房で作られている楽器とマウスピースには、設計に携わった音楽家の期待と、それを形にする職人たちの情熱が込められています。全ての楽器は、工房を出発する前に、プロの音楽家であるアドバイザーによって1本1本テストされ、認定されています。

セルマーMark VII(マーク7)は、1975年から1980年頃にかけて製造されたモデルで、Mark VIの後継として登場しました。製造番号29万番台の個体は、おおよそ1978年中頃から1979年初頭にかけて製造されたものです。Mark VIとは一線を画す設計で、特にキー配置の改良や音響的なレスポンスの強化が特徴的です。テナーサックスならではのボリューム感と柔軟な吹奏感は、ジャズやファンクをはじめとする幅広いジャンルで高い評価を受けています。

この29万番台のMark VIIは、セルマーらしい艶やかなゴールドラッカー仕上げで、経年により深みを増した色味がヴィンテージ楽器特有の存在感を醸し出します。音色は芯がありつつも丸みを帯び、倍音の豊かさが響きの広がりを生みます。キーシステムも、Mark VIに比べて現代奏者のテクニカルな要求に応える設計となっており、特に左手テーブルキー周辺は操作性向上を目指した再設計がなされており、奏者によっては好みが分かれることもあります。ベル部にはフランス伝統様式の彫刻が施され、高級感とセルマーの職人技が宿っています。

Mark VIIは、Mark VIほどの歴史的神格化はされていないものの、その合理的な設計と安定感のあるプレイアビリティによって、プロ・アマ問わず高い実用性を誇るモデルです。近年では、その設計思想を再評価する声も増えており、音色・操作性・耐久性のバランスに優れた一本として注目されています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
モデル名 | Mark VII(29万番台) |
タイプ | テナーサクソフォン(B♭) |
材質 | 高品質イエローブラス(真鍮) |
仕上げ | ゴールドラッカー仕上げ(経年による深みのある艶) |
キーシステム | 改良型キー配置、左手操作性向上、フロントFキー付き |
音色 | 豊かで芯があり、倍音に富んだ温かく深みのあるサウンド |
彫刻 | ベル部にフランス様式の伝統的花柄彫刻 |
対応ジャンル | ジャズ、ファンク、ロック、現代音楽など |
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