長野県長野市で買取させていただいた、YANAGISAWA 600をご紹介します。
Yanagisawa 柳澤管楽器株式会社(ヤナギサワ)は、日本のサックス専門メーカーで、世界的に高い評価を受けています。
本社は東京の板橋区にあり、1893年に初代・柳澤徳太郎によって創業されました。最初は軍楽隊の楽器修理から始まりましたが、戦後、楽器工場に転換し、1951年に柳澤孝信がサクソフォーンの製作を始めました。現在、ヤナギサワはヘンリー・セルマー・パリ、ヤマハと並ぶ世界三大サクソフォンメーカーの一つとされています。

ヤナギサワ「600」は、1960年代から1970年代にかけて製造されたテナーサックスで、同社の高い製造技術が詰め込まれたヴィンテージモデルのひとつです。当時のヤナギサワは海外輸出も積極的に行っており、この600モデルも北米市場などで販売されました。

調子はB♭で、明るく伸びやかな音色を持ち、ジャズやポップス、クラシックなど幅広いジャンルに対応できる柔軟性が魅力です。管体は真鍮をベースにしたラッカー仕上げやシルバー仕上げなどのバリエーションが存在し、モデルによってはニッケルキー仕様もありました。キーアクションは滑らかで反応が良く、現代の楽器と比べても遜色のない操作性を備えています。また、低音域から高音域までの音程の安定感が高く、豊かな響きと程よい抵抗感が演奏者の表現力を引き出してくれます。

耐久性の高い構造で、適切にメンテナンスされていれば、半世紀以上経った現在でも十分な演奏性能を発揮します。現行モデルとは異なり生産が終了しているため、入手には中古市場を利用する必要がありますが、その音色や質感に魅了される愛好家は少なくありません。ヴィンテージ特有の風合いと、ヤナギサワならではの精密な作りを楽しめる一本です。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | YANAGISAWA テナーサックス 600 |
調子 | B♭ |
管体素材 | 真鍮(ブラス) |
仕上げ | ラッカー仕上げ/シルバー仕上げ(モデルにより異なる) |
キー構成 | フロントFキー付き |
ネック | 一体型 |
製造年 | 1960年代後半〜1970年代 |
製造国 | 日本 |
対象レベル | 中級者〜上級者(ヴィンテージ愛好家向け) |
付属品 | ケース(当時のオリジナルまたは後付け)、マウスピース、リガチャー、 |
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