宮城県仙台市で買取させていただいた、YANAGISAWA T-50Sをご紹介します。
Yanagisawa 柳澤管楽器株式会社(ヤナギサワ)は、日本のサックス専門メーカーで、世界的に高い評価を受けています。
本社は東京の板橋区にあり、1893年に初代・柳澤徳太郎によって創業されました。最初は軍楽隊の楽器修理から始まりましたが、戦後、楽器工場に転換し、1951年に柳澤孝信がサクソフォーンの製作を始めました。現在、ヤナギサワはヘンリー・セルマー・パリ、ヤマハと並ぶ世界三大サクソフォンメーカーの一つとされています。

YANAGISAWA(ヤナギサワ)T-50Sは、1980年代に登場した国産テナーサックスの中でも高く評価されているモデルのひとつです。T-50シリーズは、ヤナギサワがプロフェッショナルモデルの品質を一般奏者にも届けたいという思想のもとに開発されたモデルで、Sのついた「T-50S」は特にシルバープレート仕上げによる豊かな音色と高い反応性が魅力です。
ボディには真鍮を使用し、その上に銀メッキ(シルバープレート)が施されていることで、音の立ち上がりが非常に速く、艶やかな音色を持ちます。銀メッキ特有の輝きあるトーンはクラシックやソロ演奏において存在感を放つ一方で、ジャズにおいても芯のあるサウンドで個性を発揮します。また、ヤナギサワならではの高精度なキーワークは、滑らかな操作性と安定したピッチを実現しており、プロからアマチュアまで幅広い層の奏者に支持されています。

このモデルを具体的に使用していた著名なアーティストは多くは知られていませんが、当時の日本国内においては、吹奏楽やクラシック系の上級者、音大生を中心に愛用されていた実績があります。そのため、繊細な音色表現やレスポンスの良さを求めるプレイヤーには非常に適しています。特に、シルバーメッキの華やかさと深みのある音色を活かした演奏をしたい奏者には最適な一本と言えるでしょう。

現在では生産が終了しており、中古市場でしか手に入らないモデルですが、ヤナギサワらしい丁寧な作りとサウンドバランスの良さを味わいたい方にとって、T-50Sは今なお価値のある選択肢です。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | YANAGISAWA T-50S |
タイプ | テナーサクソフォン |
ボディ材 | 真鍮(ブラス) |
仕上げ | シルバープレート(銀メッキ) |
音域 | Low B♭ ~ High F♯(High F♯キーなしの場合もあり) |
指掛け | 可動式サムフック |
製造国 | 日本 |
製造年代 | 1980年代 |
その他の特徴 | 優れたレスポンス、滑らかなキーワーク |
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