長野県千曲市で買取させていただいた、ortofon RF-297をご紹介します。
オルトフォン(Ortofon)は、1918年にデンマーク・コペンハーゲンで創立された音響機器メーカーです。創業者のアクセル・ピーターセンとアーノルド・ポールセンは、映画の音響技術を開発する会社としてスタートし、世界初の本格的な音声付き映画システムを発表しました。その後、オルトフォンはレコード再生技術に注力し、特にカートリッジやトーンアームの開発で世界的な評価を得ました。1959年に発売されたSPU型ステレオカートリッジは、現在のMC型カートリッジの基礎となる製品として知られています。現在では、HiFiカートリッジ、DJカートリッジ、トーンアーム、ケーブルなどを製造し、アナログサウンドの分野で高い技術力を誇っています。オーディオ機器だけでなく、医療機器や精密機器の開発にも技術を応用し、補聴器や音響測定機器の分野にも進出しています。オルトフォンは、約1世紀にわたり音響技術の革新を続けてきた企業です。

オルトフォン RF-297 は、1980年代に登場した SPU-A カートリッジ専用のロングトーンアーム で、アナログ再生の黄金期を象徴する名機のひとつです。EMT の依頼により設計され、放送局やスタジオ用途にも採用されてきたプロフェッショナル向け製品で、現在はヴィンテージ市場でも希少価値が高い製品となっています。

アームの有効長は 297mm。ショートアームに比べ、音の丸みや柔らかさが増し、特にクラシックやジャズなど 音楽の余韻や空気感を重視するジャンル に最適です。アーム方式は ダイナミックバランス型 で、バネの力により針圧を制御。SPUシリーズなどの重針圧カートリッジに最適化されており、安定したトラッキング性能を発揮します。

RF-297 には前期型と後期型があり、後期型ではアームベースが三角形に変更され、内部配線やパイプ材質も改良されています。また、標準シェルは A シェルですが、後期型では G シェルにも対応可能です。オーバーハングやオフセット角も精密に調整できるため、設置精度やキャビネットとの相性が音質に大きく影響します。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | ダイナミックバランス型 |
| 有効長 | 297mm |
| アーム高さ調整範囲 | 36〜61mm |
| 針圧調整範囲 | 0〜10g |
| ベース孔径 | 50mm |
| オーバーハング | 11mm |
| オフセット角 | 5.9度 |
| 対応シェル | Aシェル(後期型はGシェルも対応) |
| 端子形状 | 4ピン・スクェア型 |
| 推奨カートリッジ | オルトフォン SPUシリーズ |
| 重量 | 約630g |
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