宮城県蔵王町で買取させていただいた、LinnDrum LM-2をご紹介します。
LINN(リン)は、1973年にスコットランドで設立された高級オーディオブランドです。創業者アイヴァー・ティーフェンブルンが開発した「Sondek LP12」ターンテーブルは、音楽再生の概念を革新し、世界中のオーディオ愛好家に愛されています。
LINNは、音源からスピーカーまで一貫した製品設計を行い、最高品質の音楽体験を提供することを目指しています。精密なエンジニアリングと革新的な技術を駆使し、音楽の本質を忠実に再現する製品を展開しています。現在もグラスゴー郊外で製造され、職人の名前が刻まれることで品質への誇りを示しています。

LinnDrum LM-2は、1982年にLinn Electronics社から発売されたデジタルドラムマシンで、80年代の音楽シーンに大きな影響を与えた名機です。LM-1の後継機として登場し、クラッシュシンバルやライドシンバルの追加、価格の大幅な引き下げなどの改良が施されました。LM-1と比較すると、チューニング機能は減少しましたが、より多くのミュージシャンに手が届くモデルとなり、約5,000台が生産されました。

LM-2は、8ビットのサンプルを28kHz~35kHzの範囲で録音し、独特のローファイなサウンドを生み出しました。この音質は、単なる生ドラムのシミュレーションではなく、LinnDrumならではのオリジナルなサウンドとして確立され、プリンスやHuman League、New Orderなどのアーティストによって広く使用されました。特に、タイトなキックとスネア、深みのあるハンドクラップやカウベルの音色は、80年代のポップスやダンスミュージックに欠かせない要素となりました。

LM-2はMIDIが標準搭載されていないものの、後にMIDI改造キットが登場し、MIDI同期が可能になりました。また、DIN SYNCコンバーターを使用することで、他の機材との同期も実現できます。このような拡張性の高さも、LM-2が長く愛され続ける理由の一つです。
【スペック】
型名 | LinnDrum LM-2 |
---|---|
発売年 | 1982年 |
サンプルレート | 8ビット(28kHz~35kHz) |
パッド数 | 15 |
ポリフォニー | 12音 |
マルチティンバー | 15パート |
プリセットパターン | 42 |
ユーザーパターン | 56 |
ユーザーソング | 49 |
MIDI | 改造キットで対応可能 |
重量 | 約7.5kg |
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