群馬県邑楽町で買取させていただいた、UESUGI UTY-11をご紹介します。
UESUGI(上杉研究所)は、日本の真空管アンプメーカーであり、1971年に上杉佳郎氏によって設立されました。
上杉佳郎氏はオーディオや音楽誌に執筆し、オーディオ評論家としての道を歩んでいましたが、アンプメーカーへの夢を捨てきれず、設立後、多くの真空管オーディオアンプを市場に送り出しました。上杉研究所のアンプは、優れた真空管、洗練された回路設計、美しいワイヤリングによって、高品質な音質再生を実現しています。

ウエスギ UTY-11は、上杉研究所が手掛けた真空管ステレオパワーアンプであり、クラシックやジャズなどの音楽ジャンルに特化した設計が特徴です。この製品は、真空管アンプならではの温かみのある音質と、透明感のある音色を提供することを目的としています。UTY-11は、1994年にコントロールアンプUTY-12とペアで発表され、限定生産された希少なモデルとして知られています。

UTY-11は、出力管にSIEMENS製のEL34を4本、ドライバー管にECC82を2本、さらにECC83を1本搭載しています。この構成により、力強い低音域とクリアな高音域を実現し、音楽の深みと立体感を引き出します。また、シングルエンド方式を採用しており、音の歪みを最小限に抑えながら、自然で滑らかな音質を提供します。特に、楽器の音色やヴォーカルの表現力に優れており、音楽の細部まで忠実に再現します。

さらに、UTY-11は、解像度の高い音質を持つため、電子音楽や打ち込み系の音楽とも相性が良いとされています。大音量でも音割れすることなく、ダイナミックな音像を楽しむことができる一方で、音量を抑えた際にも楽器の音色の粒立ちが際立つ設計となっています。筐体は高品質な素材で構成されており、耐久性と美しさを兼ね備えています。そのシンプルで洗練されたデザインは、リスニングルームに調和するだけでなく、製品の信頼性を象徴しています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
使用真空管 | SIEMENS EL34 × 4、ECC82 × 2、ECC83 × 1 |
方式 | シングルエンド方式 |
最大出力 | 約50W+50W(ステレオ) |
入力端子 | RCA |
消費電力 | 約260W |
寸法 | W420 × H200 × D300mm |
重量 | 約25kg |
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