山梨県甲府市で買取させていただいた、CONTAX G2 Planar 2/35をご紹介します。
CONTAX(コンタックス)は、ドイツのカメラブランドで、元々はツァイス・イコン(Zeiss Ikon)が1930年代に立ち上げました。高品質な35mmフィルムカメラや中判カメラで知られ、特にカール・ツァイス製のレンズを搭載していたことが特徴です。1970年代から1990年代にかけて、CONTAXは電子制御を取り入れた一眼レフやレンジファインダー型カメラで人気を集めました。
最終的には、京セラが所有していた時期もあり、2000年代初頭にカメラ事業を終了し、ブランドは消滅しました。しかし、CONTAXのカメラやレンズは現在でも高い評価を受けており、特にフィルムカメラ愛好者の間で人気があります。

コンタックス「G2」は、1996年1月1日に京セラから発売されたレンズ交換式の高級レンジファインダーカメラで、G1の後継機として登場しました。G1で指摘されたAF精度や操作性の課題を大幅に改善し、プロユースにも耐える完成度を誇ります。販売台数は正確な累計は公表されていませんが、限定ブラックモデルが1,000台のみ生産されるなど、全体としても希少性の高いモデルとされています。

G2の特性としては、AFレンジファインダーという独自の構造を採用し、パッシブ方式に加えて赤外線アクティブ方式も併用することで、G1よりも格段に高精度なピント合わせが可能になりました。シャッター速度は最高1/6000秒、連写は秒4コマと、当時としては驚異的なスペックを誇ります。さらに、実像式ズームファインダーは装着レンズに応じて自動的に視野を調整し、パララックス補正も行うなど、レンジファインダー機としては異例の高機能を備えています。

CONTAX Planar 2/35レンズの描写は、開放F2では柔らかく繊細なボケ味を持ち、絞ることでツァイスらしいシャープでコントラストの高い描写に変化します。特に逆光耐性に優れたT*コーティングにより、フレアやゴーストを抑えたクリアな画質が得られます。構成は5群7枚の変形ガウスタイプで、35mmという画角はスナップや風景、街角の情景など、日常のあらゆる被写体に対応できる万能性を備えています。
【スペック】
CONTAX G2
項目 | 内容 |
---|---|
発売日 | 1996年1月1日 |
レンズマウント | コンタックスGマウント |
標準レンズ | Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 |
フォーカス方式 | パッシブ+アクティブAF/マニュアル切替可 |
シャッター速度 | 1/6000~16秒(オート時)/1/4000~4秒(マニュアル) |
露出制御 | 絞り優先AE/マニュアル露出 |
ファインダー | 実像式ズームファインダー(28~90mm対応) |
フィルム感度 | ISO25~5000(DXコード対応) |
サイズ・重量 | 約139×80×45mm・約560g(本体のみ) |
CONTAX Planar 2/35
項目 | 内容 |
---|---|
レンズマウント | コンタックスGマウント |
対応フォーマット | 35mmフルサイズ |
焦点距離 | 35mm |
開放絞り | F2 |
最小絞り | F16 |
レンズ構成 | 5群7枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大撮影倍率 | 約0.08倍 |
フィルター径 | 46mm |
サイズ・重量 | 約56×31.5mm・約150g |
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