群馬県高崎市で買取させていただいた、CONTAX G2 Biogon 2.8/28 Tをご紹介します。
CONTAX(コンタックス)は、ドイツのカメラブランドで、元々はツァイス・イコン(Zeiss Ikon)が1930年代に立ち上げました。高品質な35mmフィルムカメラや中判カメラで知られ、特にカール・ツァイス製のレンズを搭載していたことが特徴です。1970年代から1990年代にかけて、CONTAXは電子制御を取り入れた一眼レフやレンジファインダー型カメラで人気を集めました。
最終的には、京セラが所有していた時期もあり、2000年代初頭にカメラ事業を終了し、ブランドは消滅しました。しかし、CONTAXのカメラやレンズは現在でも高い評価を受けており、特にフィルムカメラ愛好者の間で人気があります。

コンタックス G2は、1996年に京セラから発売されたレンズ交換式の高級レンジファインダーカメラで、前機種G1の弱点を克服し、プロユースにも応える完成度を誇る名機です。最大の特徴は、AFレンジファインダーという独自の構造で、パッシブ方式に加えて赤外線アクティブ方式を併用することで、当時としては非常に高精度なオートフォーカスを実現しました。シャッター速度は最高1/6000秒、連写は秒4コマと、フィルムカメラとしては驚異的な性能を備えています。

ファインダーは実像式ズームファインダーで、装着レンズに応じて自動的に視野が変化し、パララックス補正も行われるため、レンジファインダー機でありながら一眼レフに近い操作感を実現。ボディはチタン外装で高級感と堅牢性を兼ね備え、操作系もG1から大幅に改善され、マニュアルフォーカス用のダイヤルが独立して配置されるなど、直感的な操作が可能です。

CONTAX Biogon 2.8/28 Tの描写は、開放F2.8ではやや柔らかく、絞ることでシャープさとコントラストが際立つツァイスらしい描写が得られます。T*コーティングにより逆光耐性も高く、色乗りや階調表現も豊か。レンズ構成は5群7枚の対称型Biogonタイプで、歪曲収差が少なく、画面周辺まで高い解像力を維持します。最短撮影距離は0.5mとやや長めですが、自然な遠近感と立体感を活かした構図が得意です。
【スペック】
CONTAX G2
項目 | 内容 |
---|---|
発売日 | 1996年1月1日 |
レンズマウント | コンタックスGマウント |
標準レンズ | Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 |
フォーカス方式 | パッシブ+アクティブAF/マニュアル切替可 |
シャッター速度 | 1/6000~16秒(オート時)/1/4000~4秒(マニュアル) |
露出制御 | 絞り優先AE/マニュアル露出 |
ファインダー | 実像式ズームファインダー(28~90mm対応) |
フィルム感度 | ISO25~5000(DXコード対応) |
サイズ・重量 | 約139×80×45mm・約560g(本体のみ) |
CONTAX Biogon 2.8/28
項目 | 内容 |
---|---|
レンズマウント | コンタックスGマウント |
対応フォーマット | 35mmフルサイズ |
焦点距離 | 28mm |
開放絞り | F2.8 |
最小絞り | F22 |
レンズ構成 | 5群7枚(対称型Biogonタイプ) |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大撮影倍率 | 約0.09倍 |
フィルター径 | 46mm |
サイズ・重量 | 約56×30mm・約150g |
ニーゴ・リユースはCONTAXのカメラ・レンズを強化買取中です。
壊れていても、どんなに古くても、商品1点から直営店のスタッフが無料出張査定でお伺いし、丁寧に査定いたします。
もちろん査定額に納得が出来ない場合は断っても費用などは一切かかりませんのでご安心ください!
思い出のつまったカメラ・レンズは、ニーゴ・リユースにお気軽にご相談ください。