長野県千曲市で買取させていただいた、McIntosh C-20をご紹介します。
McIntosh Laboratory, Inc.(マッキントッシュ・ラボ)は、1949年にアメリカで設立された高級音響機器メーカーです。
特にオーディオアンプやスピーカーで有名で、その製品は高品質な音響性能と独特のデザインで多くのオーディオファンに愛されています。
マッキントッシュのアンプ製品は、左右に配置された「ブルーアイズ」と呼ばれるパワーメーターが特徴的です。
1990年にクラリオンの米国法人に買収され、その後2003年にはディーアンドエムホールディングスの傘下に入りました。現在は、イタリアの持株会社ファインサウンズの傘下にあります。

McIntosh C-20は、1959年から1962年までのわずか3年間のみ製造された、同社初のステレオ対応真空管プリアンプです。その存在はヴィンテージオーディオの世界で今なお語り継がれており、優れた音質と洗練された設計思想により、多くの愛好家を魅了し続けています。
C-20の音質は、特にジャズやクラシックなどのアコースティック音楽との相性が良く、豊かで厚みのある中域、滑らかに伸びる高域、そして芯のある低域を備えた、音楽的なサウンドが特徴です。現代のプリアンプとは異なり、聴き疲れしにくい、ナチュラルで温かみのある再生音が評価されています。

本機には12AX7(ECC83)×5本、12AU7(ECC82)×2本、整流用の6X4を1本使用しており、フォノイコライザー、トーンコントロール、ラインアンプ段などに分けて搭載されています。特にフォノ入力回路は、RIAAカーブに加え、モノラルレコードや旧規格に対応した複数のEQカーブを選択可能な複雑かつ高精度な構成を採用しており、レコード再生において非常に高いパフォーマンスを発揮します。
また、C-20は前期型と後期型で仕様が一部異なり、後期型では電源部のフィルター回路が改良され、誘導ハムやノイズ耐性が向上。さらに、フロントパネルがアルミからガラス製に変更されたことで、視認性と高級感が大きく向上しました。

入力系統は、MM対応のPHONO入力が2系統、TAPE HEAD入力が2系統のほか、TUNER、TV、TAPE、AUXなどのハイレベル入力を装備。また、TAPE COMPARE機能を備えており、オープンリール録音時の入力と再生信号の比較モニターも可能です。出力はMAIN出力が2系統に加え、テープ出力(TAPE OUTPUT)も備えています。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | McIntosh C-20 真空管プリアンプ |
製造年 | 1959年〜1962年(前期型/後期型あり) |
使用真空管 | 12AX7(ECC83)×5、12AU7(ECC82)×2、6X4×1(整流用) |
入力端子 | PHONO×2、TAPE HEAD×2、AUX、TUNER、TV、TAPE、TAPE COMPARE |
出力端子 | MAIN OUTPUT×2系統(L/R)、TAPE OUTPUT(L/R) |
周波数特性 | 20Hz〜20kHz(±1dB以内、入力系統により異なる) |
ゲイン | 60d約60dB(PHONO、TAPE HEAD)、約20dB(AUXなどのハイレベル入力) |
外形寸法 | W397×H124×D305mm |
重量 | 約8.1kg |
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