熊本県南阿蘇村で買取させていただいた、Canon EF 300mm 2.8 L ULTRASONICをご紹介します。
キヤノン株式会社は、1937年に創業された日本の多国籍企業です。本社は東京都大田区に位置しています。キヤノンは、カメラ、レンズ、プリンター、事務機、商業印刷機、医療システム、産業機器など、幅広い製品を提供しています。
キヤノンの社名は、観音(Kannon)から来ています。1934年、同社が開発した日本初の35mm焦点面シャッター式カメラに「Kwanon」という名前を付けました。観音は仏教における慈悲の神であり、この名前はカメラの成功を祈る意味が込められています。その後、「Canon」という名称に変更されました。

Canon EF 300mm F2.8L USM は、1987年に登場したキヤノンEFマウント用の大口径超望遠単焦点レンズです。プロフェッショナル向けの「Lレンズ」シリーズに属し、蛍石レンズを2枚採用することで色収差を徹底的に抑え、非常に高い解像力とクリアな描写を実現しました。
EFマウント採用により、フィルムEOS一眼レフから現代のデジタルEOSシリーズまで幅広く使用可能で、さらにEOS Rシリーズなどのミラーレス機にもマウントアダプターを介して装着できます。

焦点距離300mm・開放F2.8というスペックは、スポーツ、野生動物、航空機、モータースポーツなど、遠距離から動体を切り取る撮影に最適です。開放時には大きくとろける背景ボケにより、被写体が立体的に浮かび上がる表現が可能です。

駆動系には超音波モーター(USM)を搭載し、高速かつ静粛なオートフォーカスを実現。発売当時としては画期的な性能で、プロの現場で高い評価を受けました。
堅牢なマグネシウム合金ボディを採用し、防塵・防滴構造も備えているため、過酷な現場でも安心して使用できます。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レンズ名 | Canon EF 300mm F2.8L USM(ULTRASONIC) |
| マウント | キヤノンEFマウント |
| 対応カメラ | EOSシリーズ(フィルム/デジタル、フルサイズ・APS-C対応) |
| レンズタイプ | 単焦点・超望遠 |
| 焦点距離 | 300mm |
| 開放F値 | F2.8 |
| レンズ構成 | 7群8枚(蛍石レンズ2枚含む) |
| 絞り羽根枚数 | 8枚 |
| 最小絞り | F32 |
| 最短撮影距離 | 2.5m |
| 最大撮影倍率 | 0.13倍 |
| フィルター径 | 52mm(ドロップイン式) |
| オートフォーカス | USM(超音波モーター) |
| サイズ | 約128×248mm |
| 重量 | 約2,850g |
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