広島県大竹市で買取させていただいた、CarlZeiss Planar 1:3.5をご紹介します。
カール・ツァイス(Carl Zeiss)は、1846年にドイツ・イェーナで光学技術者カール・ツァイスによって創設された光学機器メーカーです。創業当初、ツァイスは顕微鏡の製造を手がけ、1866年には物理学者エルンスト・アッベと協力し、光学理論に基づく製造方法を確立しました。また、化学者オットー・ショットの開発した光学ガラスが、ツァイスの製品に使用され、品質向上に寄与しました。現在、カール・ツァイス AG は、産業品質検査用機器、医療機器、消費者向け光学製品、半導体製造技術の4つの主要な分野で事業を展開しています。具体的には、顕微鏡や三次元測定機、眼科用機器、カメラレンズ、双眼鏡、プラネタリウムなど、幅広い光学製品を提供しています。本社は南ドイツのオーバーコッヘンにあり、イェーナには創業の地として重要な拠点が設けられています。

Carl Zeiss Planar 35mm F3.5は、1950年前後に登場したクラシックな広角単焦点レンズで、コンタックスRFマウント(外爪式)に対応しています。主に旧コンタックスレンジファインダーカメラ(Contax IIa / IIIa など)に装着されており、現代ではマウントアダプターを介してソニーαシリーズなどのミラーレス機でも使用可能です。

名称は「Planar」ですが、実際には4群4枚構成のTessar型レンズであり、シンプルで堅実な光学設計が特徴です。描写は開放から安定しており、画面中心は非常にシャープで、周辺部はやや柔らかくクラシカルな雰囲気を醸し出します。コントラストは穏やかで、フィルム時代特有の温かみのある描写を楽しむことができます。

焦点距離35mmという広角域をカバーしており、スナップや風景、街角での記録写真など幅広く活躍します。最短撮影距離は0.9mとやや長めですが、レンジファインダーの特性を考慮すれば十分な距離です。9枚羽根の絞り機構により、絞り込んだ際にもボケの形が美しく、開放F3.5ながら滑らかな背景描写が可能です。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売年 | 1950年前後 |
| マウント | コンタックスRFマウント(外爪式) |
| 対応カメラ | Contax IIa / IIIa など旧コンタックス、ミラーレス機(アダプター使用) |
| 焦点距離 | 35mm |
| 開放絞り | F3.5 |
| 最小絞り | F22 |
| レンズ構成 | 4群4枚(Tessar型) |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 最短撮影距離 | 0.9m |
| フィルター径 | 40.5mm |
| サイズ | 約22×56mm |
| 重量 | 約240g |
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