福岡県篠栗町で買取させていただいた、CarlZeiss カールツァイス planar 2/80 T をご紹介します。
カール・ツァイス(Carl Zeiss)は、1846年にドイツ・イェーナで光学技術者カール・ツァイスによって創設された光学機器メーカーです。創業当初、ツァイスは顕微鏡の製造を手がけ、1866年には物理学者エルンスト・アッベと協力し、光学理論に基づく製造方法を確立しました。また、化学者オットー・ショットの開発した光学ガラスが、ツァイスの製品に使用され、品質向上に寄与しました。現在、カール・ツァイス AG は、産業品質検査用機器、医療機器、消費者向け光学製品、半導体製造技術の4つの主要な分野で事業を展開しています。具体的には、顕微鏡や三次元測定機、眼科用機器、カメラレンズ、双眼鏡、プラネタリウムなど、幅広い光学製品を提供しています。本社は南ドイツのオーバーコッヘンにあり、イェーナには創業の地として重要な拠点が設けられています。

Carl Zeiss Planar T* 2/80は、CONTAX 645マウントに対応した中判用の標準レンズで、ポートレートやスナップ、ウェディング撮影などに最適な一本です。焦点距離80mm(35mm判換算で約50mm相当)という自然な画角は、人の視野に近く、被写体との距離感を心地よく保ちながら撮影できます。開放F2という明るさにより、室内や夕景など光量の少ないシーンでも手持ち撮影が可能で、背景を美しくぼかした印象的な写真が得られます。

このレンズの最大の魅力は、Planar設計によるフラットな描写性能と、Carl Zeiss独自のT*コーティングによる高いコントラストと色再現性。開放では柔らかく、絞ればシャープに切り取る描写は、人物の肌や質感を繊細に表現します。特にポートレートでは、合焦部のキレと背景の滑らかなボケが絶妙なバランスを生み出し、被写体を際立たせます。

装着可能なカメラは、CONTAX 645シリーズが基本ですが、マウントアダプターを使用することで、FUJIFILM GFXシリーズなどのミラーレス中判カメラにも対応可能。オールドレンズとしての魅力も高く、デジタルとの組み合わせで独特の空気感を演出できます。
広角ではなく標準域の単焦点レンズに分類され、風景やスナップにも使えますが、特に人物撮影や静物、ドキュメンタリー的なシーンに向いています。中判ならではの立体感と空気感を最大限に引き出す、写真表現のための名玉です。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
レンズ名 | Carl Zeiss Planar T* 2/80 |
マウント | CONTAX 645 |
焦点距離 | 80mm |
最大絞り | F2 |
最小絞り | F22 |
レンズ構成 | 6群5枚 |
最短撮影距離 | 0.7m |
フィルター径 | 72mm |
重量 | 約524g |
対応フォーマット | 645判(56×41.5mm) |
画角 | 約47° |
特徴 | T*コーティング、Planar設計、高コントラスト・低歪曲 |
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