栃木県益子町で買取させていただいた、HASSELBLAD 503cxをご紹介します。
Hasselblad(ハッセルブラッド)は、1841年に設立されたスウェーデンのカメラメーカーで、中判カメラとレンズの製造で知られています。
第二次世界大戦中にはスウェーデン軍のために航空カメラを製造し、さらに、1960年代にはアポロ計画での写真撮影に使用され、世界中でその名を知られるようになりました。
現在、ハッセルブラッドはXシステムやVシステムなど、さまざまなカメラシステムを提供しており、プロフェッショナルからアマチュアまで多くのユーザーに支持されています。

ハッセルブラッド 503CXは、1988年にスウェーデンの名門カメラメーカー、ハッセルブラッド社から発売された中判フィルムカメラです。プロフェッショナル向けの高性能モデルとして登場し、スタジオ撮影や風景写真、ファッションフォトなど幅広い分野で活躍しました。販売台数は公表されていませんが、Vシステムの中でも人気の高いモデルであり、世界中の写真家に愛用されました。

標準レンズとしては、Carl Zeiss Planar T* 80mm f/2.8がセットされることが多く、このレンズは中判における“標準レンズ”として非常に高く評価されています。シャープな描写と美しいボケ味を兼ね備え、ポートレートからスナップまで幅広く対応。T*コーティングによりフレアやゴーストを抑え、高コントラストでクリアな画像を実現します。

503CXの大きな特長は、TTL(Through The Lens)方式のフラッシュ測光機能を搭載している点です。レンズを通った光をボディ内で測光し、フラッシュの発光量を自動制御することで、より正確な露出が得られます。また、堅牢な金属製ボディとモジュール式構造を採用しており、ファインダー、フィルムマガジン、レンズを自由に交換可能です。ファインダーは標準のウエストレベルファインダーのほか、プリズムファインダー(PMEシリーズなど)にも対応します。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
発売年 | 1988年 |
フィルムフォーマット | 120/220ロールフィルム(6×6cm) |
シャッター方式 | レンズシャッター(セイコー製) |
シャッター速度 | 1秒〜1/500秒、B(バルブ)※レンズによる |
ファインダー | ウエストレベルファインダー(交換可能/プリズム対応) |
測光方式 | TTLフラッシュ測光 |
標準レンズ | Carl Zeiss Planar T* 80mm f/2.8 |
レンズマウント | ハッセルブラッドVマウント |
フィルムマガジン | 交換式(A12、A24など) |
ボディ素材 | 金属製(堅牢な構造) |
サイズ/重量 | 約90×110×150mm(WLF・A12・80mm付)/約1.6kg |
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