0120-1212-25
栃木県足利市で買取させていただいた、Mamiya RZ67 PROFESSIONAL IIをご紹介します。
マミヤ光機株式会社は、1940年5月に東京都文京区（当時の東京市本郷区）にマミヤ光機製作所として設立されました。発明家の間宮精一の技術と、菅原垣二郎の資本を元にカメラ製造を開始しました。
1984年、海外でのカメラ販売を手掛けていた主要株主の大沢商会が倒産し、会社更生法に基づく更生手続きを開始。この期間中、35mmフィルムカメラ（ミラクルマウントを搭載したマミヤZEシリーズ）の生産を中止し、中判カメラの製造に集中しました。
その後、1992年マミヤ光機が釣具機器メーカーのオリムピックに吸収合併され、1993年社名をマミヤ・オーピーに変更。合併後も「Mamiya」ブランドのカメラは継続されています。
1993年2月に発売されたMamiya RZ67 PROFESSIONAL IIは、プロフェッショナル向けの中判一眼レフフィルムカメラで、6×7判の大画面を活かした高画質な撮影が可能です。フィルムカメラのため画素数は存在しませんが、販売台数は非公開ながらも、スタジオ撮影を中心に広く普及し、現在でも中古市場で高い人気を誇ります。
標準レンズには「セコールZ 110mm F2.8」が用意されており、ポートレートや物撮りに最適な焦点距離と明るさを備えています。このレンズは電子式レンズシャッターを内蔵し、精密な露出制御が可能です。
RZ67 PRO IIは、前モデルRB67の特徴である蛇腹式接写機構やレボルビングバック（縦横切り替え機構）を継承しつつ、電子化によって操作性と精度が向上。AEプリズムファインダーを装着することで絞り優先AE撮影やスポット測光にも対応し、スタジオだけでなく屋外撮影にも柔軟に対応できます。
ウエストレベルファインダーを採用することで、被写体に威圧感を与えず自然な表情を捉えることができ、ストリートスナップやキャンディッドフォトにも適しています。また、遮光板の抜き忘れや電池残量などを知らせるランプ表示や警告音など、撮影ミスを防ぐ工夫も施されています。
フィルムは120・220のロールフィルムに対応し、フィルムバックの交換によって6×7、6×6、6×4.5といったフォーマットを使い分けることが可能。中判ならではの豊かな階調と立体感のある描写は、デジタルでは再現しきれない魅力を持ち、現在でも多くの写真家に愛用されています。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 1993年2月 |
| 使用フィルム | 120フィルム・220フィルム |
| フィルムフォーマット | 6×7cm（交換式フィルムバックにより6×6、6×4.5も可能） |
| シャッター | 電子式レンズシャッター（B、8秒〜1/400秒） |
| レンズマウント | マミヤRZマウント |
| 標準レンズ | セコールZ 110mm F2.8 |
| ファインダー | ウエストレベルファインダー／AEプリズムファインダー（平均・スポット測光） |
| AE撮影 | 絞り優先AE（AEプリズムファインダー装着時） |
| 電源 | 4SR44または4LR44電池×1 |
| 特徴 | レボルビングバック、蛇腹式接写、電子警告表示、遮光板検知機能など |
ニーゴ・リユースはMamiyaのカメラを強化買取中です。
壊れていても、どんなに古くても、商品1点から直営店のスタッフが無料出張査定でお伺いし、丁寧に査定いたします。
もちろん査定額に納得が出来ない場合は断っても費用などは一切かかりませんのでご安心ください！
思い出のつまったカメラ・レンズは、ニーゴ・リユースにお気軽にご相談ください。
