静岡県静岡市で買取させていただいた、PENTAX 6×7 TTLをご紹介します。
PENTAXは、1919年に旭光学工業株式会社として設立されたことに始まります。1952年には、国産初の35mm一眼レフカメラ「アサヒフレックスI」を発表しました。これを皮切りに、一眼レフカメラの先駆者として世界から注目を集める企業へと成長しました。
PENTAXという名称の由来は、1957年5月に発売された一眼レフカメラ「アサヒペンタックス(通称AP)」の製品名によります。
現在、PENTAXブランドの製品はリコーイメージング株式会社が製造・販売しています。

PENTAX 6×7 TTLは、中判フィルムカメラの中でも特に人気の高いモデルで、1976年に登場しました。6×7フォーマットの大型ネガにより高い解像度と豊かな階調表現が可能で、プロフェッショナルや風景写真家を中心に広く愛されました。TTLとはスルー・ザ・レンズ(Through The Lens)の略で、TTL方式の露出計が組み込まれたファインダーを備えており、より精度の高い露出設定が可能になっています。
このカメラの特性として、35mmカメラのような操作感を持つことが挙げられます。多くの中判カメラは横長のデザインですが、PENTAX 6×7は35mm一眼レフに近い形状のため、従来の一眼レフカメラに慣れたユーザーでも違和感なく扱うことができました。また、シャッターは機械式で、電子制御の精密な計測を活かしつつ、頑丈な構造で安定した撮影が可能です。

販売台数に関する正確なデータは公表されていませんが、世界中のフォトグラファーに人気があり、中古市場では現在も取引が活発に行われています。特にTTLファインダー付きモデルは、使い勝手の良さから評価が高く、露出をより正確に測れることが利点となっています。
標準レンズとしては、「SMC PENTAX 105mm f/2.4」が広くセット販売されていました。このレンズはポートレートや一般撮影に最適な焦点距離を持ち、中判ならではの美しいボケと立体感のある描写が特徴です。PENTAXのレンズは高い光学性能を持つことで知られ、特に6×7シリーズのラインナップは、超広角から望遠まで幅広い選択肢が用意されています。
このカメラの魅力は、圧倒的な画質とフィルムならではの質感を生かした写真を撮影できる点にあります。風景写真やスタジオ撮影での活用が多く、しっかりとしたボディと信頼性の高いメカニズムにより、長期間使用することができるモデルです。PENTAX 6×7 TTLは、フィルム写真愛好家やプロフォトグラファーにとって、今でも魅力的なカメラの一つです。中古市場で状態の良いものを見つけることができれば、フィルムならではの美しい描写を楽しむことができるでしょう。

【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
メーカー | PENTAX |
モデル | 6×7 TTL |
発売年 | 1976年 |
種類 | 中判フィルムカメラ |
販売台数 | 正確なデータは不明(広く流通) |
標準レンズ | SMC PENTAX 105mm f/2.4 |
シャッター方式 | 機械式シャッター |
フィルムフォーマット | 120/220中判フィルム |
ファインダー | TTL露出計付きプリズムファインダー |
特性 | 大判フォーマット、精密な光学系、堅牢な設計 |
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