北海道千歳市で買取させていただいた、UESUGI UT-50をご紹介します。
UESUGI(上杉研究所)は、日本の真空管アンプメーカーであり、1971年に上杉佳郎氏によって設立されました。
上杉佳郎氏はオーディオや音楽誌に執筆し、オーディオ評論家としての道を歩んでいましたが、アンプメーカーへの夢を捨てきれず、設立後、多くの真空管オーディオアンプを市場に送り出しました。上杉研究所のアンプは、優れた真空管、洗練された回路設計、美しいワイヤリングによって、高品質な音質再生を実現しています。

ウエスギ UT-50は、2002年に上杉研究所がTANNOY社の依頼を受けて開発した管球式プリメインアンプで、400台限定で生産された希少なモデルです。この製品は、真空管アンプ特有の温かみのある音質と、透明感のある音色を提供することを目的として設計されています。特にクラシック音楽やジャズとの相性が抜群で、楽器の音色やヴォーカルの表現力に優れています。

UT-50は、出力管にEL34を採用し、プッシュプル方式で設計されています。この構成により、音楽の歪みを最小限に抑えながら、力強い低音域とクリアな高音域を実現しています。また、最大出力は22W+22Wで、家庭用スピーカーを十分に駆動する能力を持っています。さらに、プリアンプ部にはECC82(12AU7)とECC83(12AX7)の真空管を使用しており、音の解像度と滑らかさを際立たせています。

このアンプは、電源トランスやチョークコイルなどの部品に特注品を使用しており、ノイズを抑えた設計が特徴です。また、電圧増幅段にはDC点火が採用されており、ハムノイズを徹底的に排除しています。これにより、クリアで純度の高い音質を提供します。さらに、筐体は高剛性素材で構成されており、外部からの振動やノイズの影響を排除する設計が施されています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
使用真空管 | EL34 × 4、ECC82 × 2、ECC83 × 1 |
方式 | プッシュプル方式 |
最大出力 | 22W+22W(ステレオ) |
入力感度 | 220mV(最大出力時) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz(フラット) |
消費電力 | 約120W(最大出力時) |
寸法 | W320 × H203 × D328mm(突起部含む) |
重量 | 約17.5kg |
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