静岡県富士市で買取させていただいた、Gibson LG-2 3/4 をご紹介します。
Gibson(ギブソン)は、1894年に創設者オーヴィル・ヘンリー・ギブソンがアメリカのミシガン州でマンドリンの製作を始めたことから始まりました。その後、1902年に販売会社「The Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd.」を設立しました。
代表的なモデルにはレスポール、SG、ES-335などがあり、多くの著名なミュージシャンに愛用されています。ギブソンの楽器は、その高い品質と豊かな音色で広く評価され、音楽業界において重要な地位を占めています。Gibsonは、エレキギターの歴史を築く上で、Fenderと並ぶ重要なギターブランドです。

ギブソン LG-2 3/4は、1949年から1962年まで製造されたスモールサイズのアコースティックギターで、同社の中でも特に珍しい存在として知られています。モデル名のとおり、標準的なLG-2のデザインをベースにしつつ、約12 3/4インチのボディ幅と22 3/4インチのショートスケール(約578mm)を持つ「3/4サイズ」の設計が特徴です。これは当時、若年層や体の小さなプレイヤーに向けたスチューデントモデルとして提供されていました。

構造面では、トップにスプルース、サイドとバックにはマホガニーを使用し、ブレーシングはXブレーシングではなくラダーブレーシング構造を採用。この構造がもたらすサウンドは、素朴でドライ、そしてブルージーな響きが特徴的で、フィンガーピッキングに非常によくマッチします。ネック材にもマホガニーが使われ、ナット幅は約40mmとやや細め。指板とブリッジにはハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)が使用されており、ヴィンテージらしい高級感を備えています。

このモデルはプロの使用例が少ないながらも、アメリカのシンガーソングライター、アーロ・ガスリーが愛用していたことでも知られており、現在では小ぶりなサイズと温かな音色を求めるプレイヤーや、リビングルームやレコーディング環境での使用に最適な一本として人気があります。また、取り回しの良さと軽快なレスポンスから、女性や子ども、小柄なプレイヤーにも非常に扱いやすく、ヴィンテージギターを探すコレクターにも魅力的なモデルといえるでしょう。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | Gibson LG-2 3/4 |
製造年 | 1949年〜1962年 |
ボディ幅 | 約12 3/4インチ |
スケール長 | 約22 3/4インチ(578mm) |
トップ材 | スプルース |
サイド・バック材 | マホガニー |
ネック材 | マホガニー |
フィンガーボード | ハカランダ(ブラジリアンRW) |
ブリッジ材 | ハカランダ |
ナット幅 | 約40mm |
ブレーシング | ラダーブレーシング |
ピックガード | ティアドロップ型べっ甲柄 |
チューナー | クルーソン・オープンバック |
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