北海道美唄市で買取させていただいた、 AKAI GX-F91 をご紹介します。
AKAI(赤井電機)は、1946年に赤井三郎によって創業されました。1954年には、日本企業として初めてテープレコーダーの開発に成功し、その後、オープンリールデッキやアナログカセットデッキ、VHSビデオテープデッキなどを手掛ける総合AV機器メーカーとして成長を遂げました。特にアナログカセットデッキ分野では、世界で初めてオートリバース機能を採用し、他社製品にも大きな影響を与えました。
しかし、1980年代にデジタルオーディオへの対応が遅れたことから業績が悪化。1994年に香港のセミ・テック・グループの傘下となりましたが、2000年に民事再生法の適用を申請し、経営破綻に至りました。
現在では、AKAIのブランドは音楽制作ハードウェアおよびソフトウェアを提供する「AKAI Professional」として存続しており、MPCドラムマシンやMPK Mini MIDIコントローラーなど、クリエイターに人気の製品を展開しています。

AKAI GX-F91 は、1982年前後に発売されたアカイのカセットデッキの中でも、技術力と物量を極限まで投入したフラッグシップモデルです。当時のカセットデッキ市場は各社が最高性能を競い合っていた時代であり、その中で GX-F91 は「音質・構造・耐久性」のすべてにおいて頂点を目指した存在として位置づけられていました。

本機最大の特徴は、アカイ独自のスーパーGXヘッドを採用した3ヘッド構成にあります。高透磁率・高飽和磁束密度を誇るクリスタルフェライト素材を用い、録音ギャップ4μ、再生ギャップ1μという極めて精密な設計を実現。これにより広帯域で歪みの少ない再生と、高いダイナミックレンジを可能にしました。また、耐摩耗性に優れ、長期間使用してもヘッド性能が劣化しにくい点は、プロ用途や長期使用を想定した設計思想を強く感じさせます。

ノイズリダクションにはドルビーBおよびドルビーCを搭載。特にドルビーC使用時には最大20dB級のノイズ低減効果を発揮し、高域の透明感を保ったまま静粛性の高い録音再生が可能です。さらに、録音時の高域リニアリティを高めるため、複数の補正回路やアンチサチュレーション設計が投入されており、テープというアナログメディアの限界に挑んだ姿勢が随所に見られます。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | カセットデッキ |
| 発売年 | 1982年頃 |
| ヘッド構成 | 3ヘッド(録音/再生/消去) |
| ヘッド材質 | スーパーGXヘッド(クリスタルフェライト) |
| ノイズリダクション | Dolby B / Dolby C |
| 周波数特性 | 20Hz〜20kHz(メタルテープ) |
| ワウ・フラッター | 約0.025%(WRMS) |
| SN比 | 約72dB(Dolby C使用時) |
| 駆動方式 | クローズドループ・デュアルキャプスタン |
| 対応テープ | ノーマル/クロム/メタル |
| 電源 | AC100V |
| 外形寸法 | 約440 × 170 × 385 mm |
| 重量 | 約13kg |
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