北海道札幌市で買取させていただいた、Gibson Les Paul Classic をご紹介します。
Gibson(ギブソン)は、1894年に創設者オーヴィル・ヘンリー・ギブソンがアメリカのミシガン州でマンドリンの製作を始めたことから始まりました。その後、1902年に販売会社「The Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd.」を設立しました。
代表的なモデルにはレスポール、SG、ES-335などがあり、多くの著名なミュージシャンに愛用されています。ギブソンの楽器は、その高い品質と豊かな音色で広く評価され、音楽業界において重要な地位を占めています。Gibsonは、エレキギターの歴史を築く上で、Fenderと並ぶ重要なギターブランドです。

ギブソン・レスポール・クラシックは、1960年代初期のレスポール・モデルをベースに、現代の演奏ニーズに合わせてアップグレードされたギターです。1990年に登場し、スリムなネックとオープンタイプのハムバッカーピックアップを採用することで、ロックやハードロック志向のプレイヤーに人気を博しました。特に「’60sスリムテーパー」ネックは、スムーズなフィンガリングを可能にし、速弾きやリードプレイに適しています。

ボディはマホガニー材を使用し、トップにはメイプルを採用。これにより、暖かみのある低音域と明瞭な高音域を兼ね備えたバランスの良いサウンドを実現しています。ピックアップには「Burstbucker 61R & 61T」のオープン・ゼブラ・タイプを搭載し、クラシックなギブソントーンにパンチを加えたサウンドが特徴です。さらに、4つのプッシュ・プル・ポットを備え、コイルタップ、フェイズスイッチング、ピュアバイパスなどの機能を搭載しており、幅広い音作りが可能です。

レスポール・クラシックは、ジミー・ペイジやスラッシュなどのギタリストが使用したレスポール・スタンダードの系譜を受け継いでおり、特にロックやブルースのプレイヤーに適しています。ハムバッカーの力強いサウンドは、歪ませた際の迫力があり、ハードロックやメタルにも対応可能です。一方で、コイルタップ機能を活用すれば、シングルコイルのようなクリアなトーンも得られるため、ジャズやポップスにも適応できます。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
ボディ材 | マホガニー |
トップ材 | メイプル |
ネック材 | マホガニー |
ネックプロファイル | ’60sスリムテーパー |
指板材 | ローズウッド |
フレット数 | 22 |
ピックアップ | Burstbucker 61R & 61T (オープン・ゼブラ) |
コントロール | 2ボリューム(プッシュ/プル・コイルタップ)、2トーン(プッシュ/プル・ピュアバイパス/フェイズ) |
ブリッジ | ABR-1 Tune-O-Matic |
テールピース | アルミニウム・ストップバー |
ペグ | Grover Rotomatics w/ Kidney Buttons |
ナット材 | Graph Tech |
スケール長 | 24.75インチ (約62.87cm) |
仕上げ | グロス・ニトロセルロース・ラッカー |
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