群馬県藤岡市で買取させていただいた、Gibson SG Standard をご紹介します。
Gibson(ギブソン)は、1894年に創設者オーヴィル・ヘンリー・ギブソンがアメリカのミシガン州でマンドリンの製作を始めたことから始まりました。その後、1902年に販売会社「The Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd.」を設立しました。
代表的なモデルにはレスポール、SG、ES-335などがあり、多くの著名なミュージシャンに愛用されています。ギブソンの楽器は、その高い品質と豊かな音色で広く評価され、音楽業界において重要な地位を占めています。Gibsonは、エレキギターの歴史を築く上で、Fenderと並ぶ重要なギターブランドです。

Gibson LG-1は、1943年から1974年まで製造されたスモールボディのアコースティックギターで、ギブソンらしい温かみと素朴さを兼ね備えたモデルです。LG-2の廉価版として登場し、最大の特徴はトップのブレーシング構造にラダーブレーシングを採用している点。これにより、倍音を抑えたミッドレンジ中心の乾いたトーンが得られ、ブルースやフォークなどのルーツミュージックに最適なサウンドを生み出します。

ボディサイズはJ-45などのジャンボモデルよりも一回り小さく、取り回しが良く、軽量であるため、女性や手の小さなプレイヤー、または自宅での演奏やレコーディングにも向いています。トップ材にはスプルース、サイド&バックにはマホガニーを使用し、軽快ながらも芯のある音色を実現。ネックもマホガニーで、指板にはローズウッドが使われ、ナット幅は約42.8mmと、コードストロークにもフィンガーピッキングにも対応しやすい設計です。

著名な使用アーティストとしては、エルヴィス・コステロやボブ・ディランなどが挙げられ、彼らのフォークやブルーススタイルにぴったりのギターとして愛用されてきました。特に1950年代の個体は、箱鳴り感が強く、スモールボディとは思えないほどの音量と深みを持つものも存在します。現代のギターにはない、枯れたトーンと泥臭さが魅力で、ヴィンテージギターとしての価値も高まっています。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
製造年 | 1943年〜1974年(特に人気は1950〜60年代) |
ボディトップ | スプルース |
サイド&バック | マホガニー |
ネック材 | マホガニー |
指板材 | ローズウッド |
フレット数 | 19フレット(ジョイントは14フレット位置) |
ナット幅 | 約42.8mm |
スケール長 | 約628〜630mm(24.75インチ) |
ブレイシング | ラダーブレーシング |
フィニッシュ | サンバースト/ニトロセルロースラッカー |
ピックアップ | 無し(ピュアアコースティック仕様) |
重量 | 約1.8〜2.0kg(個体差あり) |
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