佐賀県佐賀市で買取させていただいた、Selmer MARK VI 23万番台をご紹介します。
Henri Selmer Paris(セルマー)は、1885年に設立された、フランスのパリに本社を置く楽器メーカーで、特にサクソフォンやクラリネットなどの管楽器で高く評価されています。
100年以上にわたり、フランスのマント・ラ・ヴィルにある工房で作られている楽器とマウスピースには、設計に携わった音楽家の期待と、それを形にする職人たちの情熱が込められています。全ての楽器は、工房を出発する前に、プロの音楽家であるアドバイザーによって1本1本テストされ、認定されています。

セルマー「Mark VI」23万番台のアルトサックスは、1973年頃に製造されたMark VIシリーズの最終期にあたるモデルで、ヴィンテージサックスの中でも希少性と完成度の高さを兼ね備えた逸品です。1954年から約20年間にわたり製造されたMark VIは、ジャズ界を中心に世界中の名プレイヤーに愛され、今なお「ヴィンテージサックスの王」と称される存在です。23万番台は、シリーズの集大成とも言える設計が施されており、音響的にも操作性の面でも非常にバランスの取れたモデルとされています。

この時期のMark VIは、音の輪郭が明瞭で、パワフルかつ艶やかなサウンドが特徴。高音域の抜けが良く、低音域も芯のある響きが得られるため、ソロ演奏でもアンサンブルでも存在感を発揮します。キーアクションは滑らかで、テクニカルなフレーズにも対応しやすく、演奏者の表現力を存分に引き出してくれます。また、ネックやボウの設計も改良されており、息の流れが自然で、吹奏感の良さも際立っています。

外観面では、彫刻入りのゴールドラッカー仕上げが施されたモデルが多く、視覚的にも美しく、所有する喜びを感じさせてくれます。アメリカンセルマー(アメセル)仕様の個体は特に人気が高く、彫刻のデザインや音色の傾向に独自性があり、コレクターズアイテムとしても高い価値を持ちます。Mark VIの中でも23万番台は、現代の演奏環境にも十分対応できるポテンシャルを持ち、まさに「一生モノ」の楽器として多くの奏者に選ばれています。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | Mark VI(マーク・シックス) |
タイプ | アルトサクソフォン(E♭) |
仕上げ | ゴールドラッカー/シルバープレート(彫刻ありモデルもあり) |
キー構造 | High F♯キー(搭載・非搭載モデルあり) |
ボディ素材 | イエローブラス |
キー素材 | ブラス(仕上げに準ずる) |
対応ジャンル | ジャズ、クラシック、吹奏楽、ポップスなど |
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