宮城県仙台市で買取させていただいた、YANAGISAWA T-WO1 をご紹介します。
Yanagisawa 柳澤管楽器株式会社(ヤナギサワ)は、日本のサックス専門メーカーで、世界的に高い評価を受けています。
本社は東京の板橋区にあり、1893年に初代・柳澤徳太郎によって創業されました。最初は軍楽隊の楽器修理から始まりましたが、戦後、楽器工場に転換し、1951年に柳澤孝信がサクソフォーンの製作を始めました。現在、ヤナギサワはヘンリー・セルマー・パリ、ヤマハと並ぶ世界三大サクソフォンメーカーの一つとされています。

ヤナギサワ T-WO1 は、プロからアマチュアまで幅広い奏者に愛されるテナーサックスです。ライトタイプの設計により、軽快な吹奏感と豊かな響きを兼ね備えています。管体にはブラス素材が使用され、ラッカー仕上げが施されており、耐久性と美しい外観を両立しています。

このモデルは B♭ 調で、High F#キーを搭載しており、高音域の演奏がスムーズに行えます。オクターブキー機構にはフッ素樹脂スリーブが採用され、摩擦を軽減し、スムーズな動作を実現しています。また、C#-B♭テーブルキーの連動機構により、より速く滑らかな運指が可能です。

右手バランスキーには共振防止機構が組み込まれており、低音域の安定した演奏をサポートします。さらに、白蝶貝キーを採用することで、指に自然にフィットし、汗による滑りを防ぐ効果があります。サムフックと拇指台は真鍮製で、楽器の共鳴を最大限に引き出し、音色のバランスを向上させています。
【スペック】
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー | ヤナギサワ |
| モデル | T-WO1 |
| 調子 | B♭ |
| 仕上げ | ラッカー |
| 管体材質 | ブラス |
| キー | High F#キー搭載 |
| オクターブキー機構 | フッ素樹脂スリーブ採用 |
| テーブルキー機構 | C#-B♭連動 |
| 右手バランスキー | 共振防止機構付き |
| キータッチ | 白蝶貝 |
| サムフック・拇指台 | 真鍮製 |
| ピボットスクリュー | ポイントピボットスクリュー |
| スプリング | バネ鋼ニードルスプリング |
| 支柱 | 三点支持支柱 |
| 付属品 | マウスピース、リガチャー、キャップ、ストラップ、専用ケース |
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