山口県岩国市で買取させていただいた、SONY PS-X9をご紹介します。
Sony(ソニー)は、1946年に設立された日本を代表する多国籍企業で、エレクトロニクス、ゲーム、エンターテインメント、金融サービスなど幅広い分野で事業を展開しています。
ソニーの主な製品には、テレビ、オーディオ機器、カメラ、スマートフォン、ゲーム機(PlayStationシリーズ)などがあります。特に、イメージセンサー市場では世界最大のシェアを持ち、カメラメーカーとしてもトップクラスです。
また、ソニーはエンターテインメント分野でも大きな影響力を持ち、映画や音楽の制作・配信を行っています。ソニー・ピクチャーズやソニー・ミュージックは、その代表的な事業です。
ソニーの本社は東京にあり、世界中に拠点を持っています。その革新的な技術とデザインは、多くの消費者に愛され続けています。

ソニー PS-X9は、1977年に登場した同社の最高級アナログターンテーブルで、当時の技術力と音響思想が凝縮された名機です。最大の特徴は「インテグレーテッド思想」に基づき、MCヘッドアンプとイコライザーアンプを本体に内蔵している点で、フォノコードによる信号劣化を防ぎ、カートリッジからの微細な信号をダイレクトに増幅し、高音質を実現しています。

ターンテーブル部には38cmのアルミダイキャスト製プラッターを採用し、当時として高トルクのリニアスロットレスモーターを搭載。サーボ制御には水晶発振器を用いた「クリスタルロック・マグネディスクサーボ方式」を採用し、ワウ・フラッター0.02%という高精度な回転を実現しています。回転数は33 1/3rpmと45rpmに対応し、クリスタルロックOFF時には±6%の速度調整も可能です。

トーンアームは炭素繊維とアルミ合金の複合構造によるJ字型スタティックバランス型で、共振を抑えた設計。先端にはソニーの最高級カートリッジXL-55proを搭載し、音質面でも妥協がありません。また、光電素子による針先位置検出機構を用いたオートリターン機能を備え、操作性にも優れています。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売年 | 1977年 |
| ターンテーブル径 | 38cm(アルミダイキャスト) |
| モーター | リニアスロットレスモーター |
| 駆動方式 | ダイレクトドライブ |
| サーボ方式 | クリスタルロック・マグネディスクサーボ方式 |
| 回転数 | 33 1/3、45rpm |
| 回転数調整範囲 | ±6%(クリスタルロックOFF時) |
| トーンアーム | JJ字型スタティックバランス型(炭素繊維+アルミ複合構造) |
| カートリッジ | XL-55pro(ヘッドシェル一体型) |
| アンプ内蔵 | MCヘッドアンプ、イコライザーアンプ |
| 本体サイズ | 幅540×高さ140×奥行450mm |
| 重量 | 約35kg |
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