富山県氷見市で買取させていただいた、Selmer MARK VI マーク 6 19万番台 199404をご紹介します。
Henri Selmer Paris(セルマー)は、1885年に設立された、フランスのパリに本社を置く楽器メーカーで、特にサクソフォンやクラリネットなどの管楽器で高く評価されています。
100年以上にわたり、フランスのマント・ラ・ヴィルにある工房で作られている楽器とマウスピースには、設計に携わった音楽家の期待と、それを形にする職人たちの情熱が込められています。全ての楽器は、工房を出発する前に、プロの音楽家であるアドバイザーによって1本1本テストされ、認定されています。

Selmer Mark VIは、サクソフォン界において伝説的存在とされるモデルであり、1954年から1974年まで製造されました。中でも「19万番台」と呼ばれる製造番号190000〜199999の個体は、1962年後半〜1963年にかけて製造され、サウンド面と品質において極めて高い評価を受けています。製造番号199404のこのテナーサクソフォンも、その黄金期の中心に位置しており、多くのプロ奏者にとって「理想のサックス」とされています。

この時代のMark VIは、音響的なバランスに優れており、レスポンスの良さ、広がりのある音、そして豊かな倍音を持つ音色が特徴です。キーの配置やバネのテンションも非常に精密で、プレイヤーの微細なニュアンスにまで応えてくれる設計となっています。しかも、ゴールドラッカー仕上げの艶やかさは、年月とともに深い風合いを帯び、ヴィンテージ楽器ならではの存在感を放ちます。ベル部に施された手彫りの装飾も、一本一本異なる個性を持ち、芸術的な美しさを備えています。

サウンドは芯がありながらも柔軟で、特にジャズやファンクなどでその魅力を発揮し、奏者によってはクラシックや吹奏楽でも使用されています。特にジャズでは、個性的で深みのあるトーンが求められる場面でこのMark VIが抜群の存在感を発揮します。製造から半世紀以上経過しているにもかかわらず、多くの奏者がその性能に魅了され、今なお現役で使われていることからも、このモデルがいかに特別であるかを物語っています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
---|---|
モデル名 | Mark VI(製造番号 199404) |
タイプ | テナーサクソフォン(B♭) |
材質 | 高品質イエローブラス(真鍮) |
仕上げ | ゴールドラッカー仕上げ(ヴィンテージ特有の深みある艶) |
キーシステム | セルマー伝統設計、フロントFキー付き |
音色 | 深みがあり、豊かな倍音。レスポンスの速さと芯のあるトーン |
彫刻 | ベル部に手彫りの花柄装飾(個体ごとに異なる意匠) |
対応ジャンル | ジャズ、クラシック、ファンク、ラテン、吹奏楽、現代音楽など |
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