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北海道室蘭市で買取させていただいた、DENON デノン PMA-SA11をご紹介します。
DENON（デノン）は、アメリカのSound United LLCの傘下にあるAV機器ブランドです。元々は日本の企業で、2001年から2005年まで音響機器を製造・販売していました。
デノンの名前は、1939年に設立された「日本電音機製作所」に由来します。この会社は、1934年に設立された「日本電気音響研究所」をルーツとしています。1944年に「日本電気音響株式会社」に社名を変更し、1947年には「日本コロムビア株式会社」の系列に入りました。1963年には日本コロムビアに吸収合併され、音響機器のブランド名として使われるようになりましたが、2001年に経営再建のため「株式会社デノン」として分社化されました。
「DENON」という名前は、元々「デンオン」と読むのが正しいのですが、海外では発音しにくいため「デノン」と呼ばれるようになりました。新会社には「デンオン」の商標も譲渡されましたが、国際的に通用する「デノン」が採用されました。商標譲渡後も、日本コロムビアのレーベルとして「DENON」は使われ続けています。
デノンのPMA-SA11は、オーディオ愛好家に向けた高性能プリメインアンプです。このモデルは、音楽の微細なニュアンスを忠実に再現するために設計されており、デノンの技術力が詰まった一台です。特に、UHC-MOS（Ultra High Current MOS）を採用したシングルプッシュプル回路が特徴で、繊細な表現力とパワフルなスピーカードライブ能力を両立しています。また、デュアルモノラル構成や銅メッキシャーシ、防振設計など、音質を追求した設計が随所に見られます。
さらに、PMA-SA11は次世代オーディオフォーマットにも対応しており、広い周波数帯域での再生が可能です。高品位なフラットアンプや高性能フォノイコライザーを搭載しており、アナログレコードからデジタル音源まで幅広いソースに対応します。シャーシ内部の振動を抑えるための制振構造や、砂型鋳物のトランスケースなど、細部にわたる工夫が施されています。
このアンプは、音楽の純度を守るためのPRECISION SIGNAL GROUND回路を搭載しており、ノイズを最小限に抑えたクリアな音質を実現します。また、バイワイヤリング対応の大型金メッキスピーカーターミナルを採用しており、接続の自由度も高いです。
【スペック】
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 定格出力 | 120W＋120W（8Ω、20Hz～20kHz、T.H.D. 0.07%） |
| 実用最大出力 | 240W＋240W（4Ω、1kHz、T.H.D. 0.7%） |
| 全高調波歪み率 | 0.01%（定格出力-3dB時、8Ω、1kHz） |
| 周波数特性 | 5Hz～100kHz（0～－3dB） |
| SN比（Aネットワーク） | LINE:108dB、PHONO MM:89dB、PHONO MC:74dB |
| トーンコントロール | BASS:100Hz±8dB、TREBLE:10kHz±8dB |
| 電源 | AC100V、50/60Hz |
| 消費電力 | 380W |
| 外形寸法 | W434×H181×D494mm |
| 質量 | 29kg |
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