栃木県日光市で買取させていただいた、 LEICA III型 Summitar 5cm 1:2をご紹介します。
LEICA (ライカカメラ) 社は、カメラや双眼鏡、時計などを世界中で展開する高級ブランドです。長い歴史とドイツの職人技、革新的な技術が融合した製品は、非常に高い評価を受けています。
ライカは、写真の発展にも貢献しており、世界各地にライカギャラリーやライカアカデミーを設立しています。また、「Leica Hall of Fame Award」や「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」などの文化活動も行っています。
本社はドイツのヘッセン州ウェッツラーにあり、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンにも工場があります。さらに、世界各地に拠点を持ち、独自のネットワークで直営店を運営しています。
このように、ライカは高品質な製品と豊かな文化活動で知られるブランドです。
今回の商品、III型 Summitar 5cm 1:2は、1933年に発売されたフィルムカメラで、当時のレンジファインダーカメラ市場に大きな影響を与えたモデルの一つです。このカメラは、ライカI型やII型の発展型として登場し、精密なメカニズムと高い品質で知られています。フィルムカメラ時代を代表する存在として、現在でも多くの愛好者に支持されています。
このカメラの標準レンズとして装着されていたのが、Summitar 5cm f/2という高性能なレンズです。このレンズは、50mmの焦点距離を持ち、明るいf/2の開放値を備えています。ポートレートやスナップ撮影に適した描写力を持ち、当時の基準では非常に優れた性能を発揮しました。また、このレンズは独特のボケ味を生み出し、クラシックな雰囲気の写真を撮影することができる点でも評価されています。
ライカIII型の特性として注目すべきは、シャッタースピードの幅広い設定が可能である点です。1/500秒までの高速シャッタースピードに対応しており、日中の明るい条件下でも適切な露出を実現できます。また、シャッタースピードを調整するダイヤルは操作性が高く、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応しています。
さらに、レンジファインダー方式を採用しており、フォーカシングの正確性が特徴です。視差を補正することで、ピント合わせが容易で、精密なフォーカスが可能となっています。ボディのコンパクトなデザインは持ち運びに便利で、旅行や日常のスナップ撮影に最適でした。
このカメラの販売台数は正確な記録が残っていませんが、非常に人気が高かったため、多くの台数が製造されました。その後のライカシリーズの基礎となったモデルでもあり、クラシックカメラ市場では現在も高い評価を受けています。
【スペック】
項目 | 詳細 |
発売日 | 1933年 |
販売台数 | 正確な記録は不明だが、多くの台数が製造された |
フィルム規格 | 35mmフィルム |
標準レンズ | Summitar 5cm f/2 |
シャッタースピード | B, 1/20秒~1/1000秒 |
フォーカス方式 | レンジファインダー方式 |
ボディ素材 | 金属製(クロムメッキ仕上げ) |
特徴 | 高精度のシャッタースピード設定と正確なピント調整 |
サイズ | 幅: 136mm, 高さ: 55mm, 奥行き: 33mm |
重量 | 約420g |
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