岡山県赤磐市で買取させていただいた、CarlZeiss カールツァイス Distagon 4/40 をご紹介します。
カール・ツァイス(Carl Zeiss)は、1846年にドイツ・イェーナで光学技術者カール・ツァイスによって創設された光学機器メーカーです。創業当初、ツァイスは顕微鏡の製造を手がけ、1866年には物理学者エルンスト・アッベと協力し、光学理論に基づく製造方法を確立しました。また、化学者オットー・ショットの開発した光学ガラスが、ツァイスの製品に使用され、品質向上に寄与しました。現在、カール・ツァイス AG は、産業品質検査用機器、医療機器、消費者向け光学製品、半導体製造技術の4つの主要な分野で事業を展開しています。具体的には、顕微鏡や三次元測定機、眼科用機器、カメラレンズ、双眼鏡、プラネタリウムなど、幅広い光学製品を提供しています。本社は南ドイツのオーバーコッヘンにあり、イェーナには創業の地として重要な拠点が設けられています。

Carl Zeiss Distagon 4/40は、ハッセルブラッドVシリーズ用に設計された超広角レンズで、建築や風景、環境ポートレートなどに最適な一本です。マウントはProntor CFマウントで、Hasselblad 500シリーズ(500C/M、500EL、503CXなど)や200シリーズ、2000シリーズの中判フィルムカメラに装着可能です。35mm換算で約22mm相当の画角を持ち、広大な空間をダイナミックに捉えることができます。

このレンズは、11群10枚の光学設計に加え、Carl Zeiss独自のT*マルチコーティングを採用しており、フレアやゴーストを抑えつつ、鮮明でコントラストの高い描写を実現します。特に中心部のシャープネスは際立っており、周辺部も絞ることで均一な解像力が得られます。歪曲収差も極めて少なく、建築物の直線を忠実に再現できるため、プロの建築写真家にも高く評価されています。

最短撮影距離は約50cmで、近接撮影にも対応。被写体に寄りつつ背景を広く取り込めるため、環境ポートレートやドキュメンタリー撮影にも向いています。また、NASAの宇宙飛行士が月面撮影に使用したレンズとしても知られており、その信頼性と描写力は折り紙付きです。
重量は約915gとやや重めですが、堅牢な金属製鏡筒と精密なフォーカスリングにより、操作性と耐久性は抜群。フィルター径は93mmで、専用のフィルターアダプターが必要です。撮影時は三脚の使用が推奨されますが、日中の屋外撮影では手持ちでも十分な結果が得られます。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
マウント | Prontor CF(ハッセルブラッドVシリーズ用) |
対応カメラ | Hasselblad 500/200/2000シリーズ |
焦点距離 | 40mm(35mm換算:約22mm) |
絞り範囲 | f/4〜f/22 |
レンズ構成 | 11群10枚 |
最短撮影距離 | 約0.5m |
フィルター径 | 93mm(専用アダプター必要) |
コーティング | Carl Zeiss T*マルチコーティング |
重量 | 約915g |
推奨被写体 | 建築、風景、環境ポートレート、航空写真 |
特記事項 | NASAの月面撮影にも使用されたレンズ |
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