北海道小樽市で買取させていただいた、MAMIYA-SEKOR FISHEYE ULD C 1:4 24mmをご紹介します。
マミヤ光機株式会社は、1940年5月に東京都文京区(当時の東京市本郷区)にマミヤ光機製作所として設立されました。発明家の間宮精一の技術と、菅原垣二郎の資本を元にカメラ製造を開始しました。
1984年、海外でのカメラ販売を手掛けていた主要株主の大沢商会が倒産し、会社更生法に基づく更生手続きを開始。この期間中、35mmフィルムカメラ(ミラクルマウントを搭載したマミヤZEシリーズ)の生産を中止し、中判カメラの製造に集中しました。
その後、1992年マミヤ光機が釣具機器メーカーのオリムピックに吸収合併され、1993年社名をマミヤ・オーピーに変更。合併後も「Mamiya」ブランドのカメラは継続されています。

MAMIYA-SEKOR FISHEYE ULD C 1:4 24mmは、Mamiya 645シリーズ専用の中判フィルムカメラ用フィッシュアイレンズで、645フォーマットにおいて唯一の魚眼レンズとして知られています。マウントはMamiya 645専用で、M645、M645 Super、M645 Proなどに装着可能です。

このレンズの最大の特徴は、対角180度の画角を持つダイアゴナル・フィッシュアイであること。広角というよりも極端な広角で、画面の端に向かって強い湾曲が生じるため、被写体を大胆に歪ませた構図が可能です。特に風景、建築、インテリア、創作的ポートレート、さらには抽象的なアート表現に最適です。

「ULD」はUltra Low Dispersionの略で、特殊低分散ガラスを使用しており、色収差を抑えた高い描写性能を誇ります。また「C」はマルチコーティングを意味し、逆光耐性にも優れています。太陽を画面中央に入れてもゴーストが出にくく、シャープでナチュラルな発色が得られる点も魅力です。
【スペック】
項目 | 内容 |
---|---|
レンズ名 | MAMIYA-SEKOR FISHEYE ULD C 1:4 24mm |
マウント | Mamiya 645 |
対応フォーマット | 6×4.5 中判フィルム |
焦点距離 | 24mm |
最大絞り | f/4 |
レンズ構成 | 10枚8群 |
画角 | 180°(対角) |
最短撮影距離 | 約0.3m |
フィルター | 内蔵式 |
サイズ(直径×長さ) | 約100mm × 82mm |
重量 | 約785g |
特殊ガラス | Ultra Low Dispersion(ULD)使用 |
コーティング | マルチコーティング(C) |
特徴 | フィッシュアイ、近接撮影、逆光耐性 |
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