兵庫県尼崎市で買取させていただいた、Nikon AF-S MICRO NIKKOR 105mm 1:2.8G EDをご紹介します。
Nikon(ニコン)は、1917年に設立された日本の光学機械器メーカーです。本社は東京都品川区西大井に位置しています。社名の「ニコン(Nikon)」は、戦後に参入した35mmフィルムカメラの商品名ないしブランド名が由来です。
ニコンのカメラは、特に一眼レフカメラやミラーレスカメラで有名です。また、ニコンはレンズの製造でも高い評価を受けており、「NIKKOR」ブランドのレンズはその性能と品質で広く知られています。さらに、ニコンは映像事業だけでなく、精密機器やヘルスケア、デジタルマニュファクチャリングなどの分野でも活躍しています。

ニコン AF-S MICRO NIKKOR 105mm f/2.8G ED VRは、ニコンFマウントを採用した中望遠マクロレンズで、フルサイズ(FXフォーマット)およびAPS-Cサイズ(DXフォーマット)の一眼レフカメラに装着可能です。FX機では105mmの画角を、DX機では約157.5mm相当の画角として使用でき、被写体との距離を保ちながら細部まで鮮明に捉えることができます。2006年3月に発売され、現在もニコン純正マクロレンズの定番として高い人気を誇ります。

このレンズの最大の特徴は、等倍(1:1)のマクロ撮影が可能な点です。花や昆虫、ジュエリー、工芸品などの小物はもちろん、テクスチャーのある物体を細部まで高解像度で描写できるため、プロ・アマチュア問わずマクロ撮影に最適です。ナノクリスタルコートやED(特殊低分散)レンズを採用することで、色収差やゴースト、フレアを効果的に抑え、クリアで立体感のある描写を実現しています。さらに、IF(インターナルフォーカス)機構を搭載しており、フォーカシング時にレンズ全長が変化しないため、被写体に接近した撮影でも安定して構図を決めることができます。

また、本レンズはニコン純正マクロレンズとして初めてVR(Vibration Reduction)手ブレ補正機構を搭載しており、約3段分の補正効果を発揮します。これにより、マクロ撮影時に発生しやすい微細な手ブレを軽減し、手持ち撮影でもシャープな写真が得やすくなりました。105mmという焦点距離はポートレート撮影にも適しており、背景を美しくぼかして被写体を際立たせることができます。開放F値2.8による浅い被写界深度と柔らかなボケ味は、人物撮影でも高い表現力を発揮します。さらに、AF-S(Silent Wave Motor)による静音かつ高速なオートフォーカスは、被写体を驚かせたくない昆虫撮影や、撮影時の集中力を維持したいポートレート撮影にも理想的です。
【スペック】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マウント形式 | ニコンFマウント |
| 対応フォーマット | FX(フルサイズ) / DX(APS-C) |
| 焦点距離 | 105mm |
| 開放F値 | f/2.8 |
| 最短撮影距離 | 約0.314m(等倍撮影可能) |
| 最大撮影倍率 | 1.0倍(等倍) |
| レンズ構成 | 12群14枚(EDレンズ1枚、ナノクリスタルコート) |
| 絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
| フィルター径 | 62mm |
| オートフォーカス方式 | AF-S(超音波モーター) |
| 手ブレ補正 | あり(VR搭載、約3段分) |
| サイズ(最大径×長さ) | 約83×116mm |
| 重量 | 約720g |
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