静岡県御殿場市で買取させていただいた、ROLLEIFLEX 3.5F Type5 をご紹介します。
ローライ(Rollei)は、1920年にドイツのブラウンシュヴァイクで創業された光学機器メーカーです。創業者はパウル・フランケとラインホルト・ハイデッケで、当初は精密光学機器の製造を手がけていました。ローライは特に二眼レフカメラ「ローライフレックス」シリーズで世界的な名声を築き、写真家やアマチュアの間で高い評価を受けました。また、コンパクトカメラ「ローライ35」も人気を博し、手のひらサイズながら高精度な光学性能を誇りました。現在では、カメラのほかに三脚やフィルターなどの映像関連アクセサリーも製造・販売しており、長年にわたり光学技術の革新を続けています。

フィルムカメラである3.5Fは、一般的に販売台数の詳細は公開されていませんが、ローライフレックスシリーズの中でも特に人気が高く、世界中で数十万台が流通したと考えられています。Type5は3.5Fの中でも最終期に位置づけられ、露出計内蔵やフラッシュソケットの配置変更など、細かな仕様改良が施されています。

標準で搭載されているレンズはCarl Zeiss Planar 75mm F3.5またはSchneider-Kreuznach Xenotar 75mm F3.5。いずれも高い描写力と繊細なボケ味を誇る名玉で、中判特有の豊かな階調表現を可能にします。この75mmレンズは35mm換算で約40mm相当の画角にあたり、自然なパースペクティブでスナップ、ポートレート、風景写真など幅広く活躍します。
ローライフレックス 3.5Fの最大の特徴は、その堅牢で緻密な機械設計と、撮影者の感性に応えるマニュアル操作性です。6×6判のブローニーフィルムを使用し、1コマあたりの解像度と情報量は現代の高画素デジタルカメラにも匹敵します。ウエストレベルファインダーを覗きながらの撮影は、構図や光の把握に集中できるため、丁寧な写真作りを促します。

また、シャッターは静かで振動も少なく、ポートレート撮影などで被写体に威圧感を与えません。現代でも高い評価を受け続けており、特にフィルム独自の描写を求めるフォトグラファーにとっては、今なお「究極の一台」として君臨しています。
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